研究課題/領域番号 |
19H00517
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
室井 尚 横浜国立大学, 教育学部, 名誉教授 (50219953)
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研究分担者 |
吉岡 洋 京都大学, こころの未来研究センター, 特定教授 (70230688)
秋庭 史典 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (80252401)
佐藤 守弘 同志社大学, 文学部, 教授 (10388176)
吉田 寛 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (40431879)
カルパントラ ファビアン 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 講師 (00750142)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
40,300千円 (直接経費: 31,000千円、間接経費: 9,300千円)
2021年度: 12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2020年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2019年度: 17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
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キーワード | 美学 / ポップカルチャー / 文化理論 / 脱マスメディア社会 / ポストコロナ / ポストトゥルス / 文化研究 / 芸術学 / 比較文化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまで主として社会学、文学研究、歴史学などによって担われてきた現代のポップカルチャー研究を美学・芸術学を基盤にした視点から捉えていこうとするものである。本基盤研究は、さまざまな専門家から高い評価を受けた六年にわたるこれまでの研究成果を、国内外の研究協力者に呼びかけ、さらに充実させることによって展開し、ポップカルチャーを20世紀末から21世紀にかけて最も突出した「文化事象」として捉え、「商品」という装いの下に隠されているポップカルチャーの文化的潜勢力に、基盤メディアの変容(「脱マスメディア」)という視点から光を当てようとしていく。
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研究成果の概要 |
本研究はコロナのパンデミックにより、2年目からは国際学会や対面での研究会が不可能になるなど様々な障害の中で、オンラインも含めたオープン研究会、研究分担者主催によるオンライン研究会、さらには複数の研究報告書作成などを通してさまざまな成果を挙げることができた。とりわけ、ポストコロナ時代のメディア環境に関する新しい問題意識をめぐって、脱マスメディア時代のポストトゥルス論およびポストコロナ時代のポップカルチャーについての世界でも前例のない先進的な研究をすすめることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はきわめてユニークで新しい問題意識に基づく先進的な研究であり、3年間の研究期間においてきわめて著しい成果を挙げることができた。脱マスメディア社会と文化という問題設定から始まり、国際学会やオープン研究会を通して議論を積み重ねるとともに、2年目から始まったコロナウィルスによる世界的なパンデミック状況における社会や文化の変容をその考察の対象にさらに加え、研究メンバーそれぞれが研究を飛躍的に進展させることができたと考えており、その学術的意義や社会的意義は大きい。
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