研究課題
本研究は、現地・海外研究者を含めた文理融合の国際共同研究体制を敷き、凍土荒廃現象とその地域社会への影響の解釈を加えた「凍土荒廃影響評価」を作成し、その普及を目的とする。その新たな知の実践として、凍土荒廃の影響分析を、現地検証観測・衛星リモートセンシングの自然地理的手法で総合化し、都市インフラと生業の両面からみた地域社会の安定性や持続可能性を、人文地理・文化人類学の手法と組合せて評価する。そして、地域社会との対話から、保全活動に向けた社会への利用しやすい成果の発信・普及へとつなげる。