研究課題/領域番号 |
19H00578
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分6:政治学およびその関連分野
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
秋山 信将 一橋大学, 大学院法学研究科, 教授 (50305794)
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研究分担者 |
佐藤 丙午 拓殖大学, 国際学部, 教授 (30439525)
山田 敦 一橋大学, 大学院法学研究科, 教授 (40293146)
池内 恵 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40390702)
森 聡 法政大学, 法学部, 教授 (60466729)
友次 晋介 広島大学, 平和センター, 准教授 (90622019)
天野 修司 日本医療科学大学, 保健医療学部, 准教授 (90645772)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
27,430千円 (直接経費: 21,100千円、間接経費: 6,330千円)
2021年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2020年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2019年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
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キーワード | 新興技術 / 安全保障 / 国際秩序 / アメリカ / 核抑止 / 経済安全保障 / 生物兵器 / 核兵器 / 軍事革命 / パワー / 規範 / 国家安全保障戦略 / パワー・権力 / 科学技術 / 国際制度 / 倫理 / 国際政治 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、人工知能(AI)、ブロックチェーン(暗号通貨)、遺伝子工学(ゲノム解析)などの分野における技術革新が、安全保障、経済、社会のあり方に変化をもたらす可能性が指摘され、それぞれの政策領域における実践的応用に関する研究も進みつつある。本研究では、新しい技術のもたらす社会変化が、国際秩序をどう変容させるのか、国際政治におけるパワーの分布やパワーの構成要件、規制やルールメイキングにおける国家間レジームとプライベート・レジームの間の競合関係に由来する主権国家の「権威」や権力の正当性の問題、さらには異なる価値体系が併存する国際社会における技術応用での倫理性と国益追求の関係に着目し明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究プロジェクトは、人工知能、ロボット工学、生物学などといった分野での技術革新が、国際秩序の形成においてどのような影響をもたらすかについて調査を実施した。新型コロナ感染症の影響で、国際的共同研究の分野で想定した通りの進展が見られなかったものの、プロジェクトメンバーはそれぞれ論文を発表し、国家のパワーの形成要因としての新興技術のインパクトは、1)パワーの源泉としてのイノベーションの重要性、2)軍事戦略の論理的変化、3)既存の問題を一層顕在化させるamplifier効果、4)技術のグローバリゼーションと技術国家主権の矛盾と相克の顕在化、にあることが明らかにされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、今後、新興技術が安全保障の分野において、技術の応用がもたらす戦略的思考の変容を見通し、技術の規制をめぐる国際的な規範の形成や輸出管理をめぐる政策議論における理論的基盤を提供する一助となるものである。特に、核抑止におけるentanglementの問題、技術の規制可能性と軍備管理、RMAにおける情報通信ネットワークの活用を通じた日米同盟における技術協力の方向性などに関しては、重要な知見を提供する。
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