研究課題/領域番号 |
19H00587
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡崎 哲二 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (90183029)
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研究分担者 |
松島 斉 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00209545)
齊藤 有希子 (梅野有希子) 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (50543815)
井上 寛康 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 教授 (60418499)
中島 賢太郎 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (60507698)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
45,110千円 (直接経費: 34,700千円、間接経費: 10,410千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2020年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2019年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
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キーワード | イノベーション / 特許 / 生産性 / 経済史 / 空間経済学 / メカニズムデザイン |
研究開始時の研究の概要 |
本プロジェクトは、1885年から2016年までの130年以上にわたる日本の全ての特許明細書のデータを電子化したうえで、それを他のプラント・レベル、企業レベル、地域レベル、マクロ・レベルの長期的データと統合して、イノベーションの発生メカニズムと経済へのインパクトについて研究する。すなわち、イノベーションを促進するのはどのような要因か、一つのイノベーションがどのように他のイノベーションを刺激してイノベーションの連鎖を生み出すか、イノベーションはどのように生産性上昇に結び付くか、等の問いを経済史、空間経済学、ネットワーク分析、産業組織論、メカニズムデザインの各分野の研究者の協働を通じて明らかにする。
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研究成果の概要 |
本プロジェクトでは、1885年から2016年までの130年以上にわたる日本の全ての特許明細書のデータを電子化したうえで、そのデータを他のプラント・レベル、企業レベル、地域レベル、マクロ・レベルの長期的データと統合して、イノベーションの発生メカニズムと経済へのインパクトについて研究した。特許データベースについては、1983年、1984年を除いて期間内に完成した。本データベースは今後における日本のイノベーション研究の基盤となるものである。また、これを用いてイノベーションの創成における対面での協働の意味、およびイノベーションに対する高等教育の役割に関する実証研究を行い、論文を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イノベーションが経済成長の主要なエンジンであることは、経済学者によって広く受け入れられている。本プロジェクトでは、イノベーションおよびそれを促進する政策について、日本について長期にわたる完全な特許データベースを構築したうえで、経済史、空間経済学、ネットワーク科学等の知見を統合して実証的に検証することを目的とする。近代化・工業化の初期から今日までの全ての特許を網羅したデータベースはイノベーション研究の基礎として国際的にも貴重なものである。すでに、構築したデータベースを用いて、対面での接触がイノベーションにおいて持つ意味、人的資本ネットワークとイノベーションの関係等の新規性の高い研究を進めた。
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