研究課題/領域番号 |
19H00597
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
原田 勉 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (20294192)
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研究分担者 |
平野 光俊 大手前大学, 現代社会学部, 教授 (10346281)
松嶋 登 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (10347263)
山本 哲也 生理学研究所, 脳機能計測・支援センター, 特任助教 (40530366)
滝口 哲也 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (40397815)
陳 金輝 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (50777810)
古和 久朋 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60396728)
日置 孝一 神戸大学, 経営学研究科, 経営学研究科研究員 (60509850)
鈴木 竜太 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80295568)
伊藤 宗彦 大手前大学, 経営学部, 教授 (90362798)
小池 耕彦 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 助教 (30540611)
小川 進 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80214021)
松本 陽一 慶應義塾大学, 商学部(三田), 准教授 (00510249)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
36,920千円 (直接経費: 28,400千円、間接経費: 8,520千円)
2023年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2022年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
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キーワード | 創造性 / 拡散思考 / 収束思考 / Q学習 / fMRI / 損失回避性 / 脳神経基盤 / 洞察問題解決 / 計算論的アプローチ / イノベーション / 組織マネジメント / Tパズル / 探索 / 活用 / グループダイナミクス / 強化学習 / 生体データ / 認知特性 / 集団力学 / AI |
研究開始時の研究の概要 |
企業の持続的競争優位や成長にとってイノベーションは決定的に重要である。しかし、先行研究では、個人・集団の認知レベルでのイノベーションの発生メカニズムについては十分に検討されてきたわけではない。本研究では、個人・集団レベルの創造性の規定要因について、主に生体データを用い、AIを用いて厳密に究明する。これらの研究を通して、大規模生体データを用いたニューロ・イノベーション・マネジメントという新たな学問領域の開拓を目指したい。
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研究実績の概要 |
本研究は、1. 個人レベルの創造性、 2. 集団レベルの創造性、を明確に区分し、各々の規定要因を生体データや行動データレベルでAI評価システムを通じて明らかにすることを目的としている。2023年度の研究では、行動データおよび脳神経データを用いた分析を行った。 まず行動データの解析としては、まずさまざまな洞察問題のプログラムを開発し、ウェブ上で実験が行えるように準備をした。次に、行動データを解析するための計算論モデルを開発し、そのうえで大規模のウェブ上での実験を実施した。これらのデータをもとに個人レベルの創造性、特に、洞察の規定要因を分析し、独自に開発した計算論モデルにもとづいた定量分析を実施し、損失回避性が洞察問題解決にとって重要な規定要因であることを特定した。この成果は海外の学術誌に論文として発表した。 脳神経データとしては、2022年度に実施したfMRI実験のデータを引き続き解析し、論文としてまとめ、海外の学術誌に投稿し、現在、審査中である。この研究では、創造的思考として、拡散思考、収束思考の2つを識別し、各思考において脳神経がどの程度貢献しているのかを解析し、拡散思考では海馬やDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)、収束思考では尾状核が顕著に活性化していることが明らかになった。専攻研究では、拡散思考や洞察という1つの局面における脳神経基盤を調査しているのに対し、本研究では拡散思考と収束思考を同時に取り上げ、脳神経基盤を比較している点で独自の研究になっている。これにより個人の創造性の脳神経基盤が明らかになった。 さらに二者間でのコミュニケーションを可能としたfMRI実験も行ったが、そのデータ解析に時間がかかり、解析はまだ完了していない状況にある。この研究は今後も継続し、集団レベルの創造性を規定する脳神経基盤を特定していく予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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