研究課題/領域番号 |
19H00605
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
山崎 敬一 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 名誉教授 (80191261)
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研究分担者 |
山崎 晶子 東京工科大学, メディア学部, 准教授 (00325896)
久野 義徳 埼玉大学, 理工学研究科, 名誉教授 (10252595)
樫田 美雄 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (10282295)
児玉 幸子 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (10323883)
秋谷 直矩 山口大学, 国際総合科学部, 准教授 (10589998)
小林 貴訓 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (20466692)
平本 毅 京都府立大学, 文学部, 准教授 (30469184)
陳 怡禎 日本大学, 国際関係学部, 助教 (30845722)
樫村 志郎 神戸大学, 法学研究科, 名誉教授 (40114433)
西澤 弘行 常磐大学, 人間科学部, 教授 (50296068)
中西 英之 近畿大学, 情報学部, 教授 (70335206)
福田 悠人 群馬大学, 大学院理工学府, 特任准教授 (70782291)
浦野 茂 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (80347830)
小林 亜子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90225491)
梅崎 修 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (90366831)
池田 佳子 関西大学, 国際部, 教授 (90447847)
浅尾 高行 群馬大学, 数理データ科学教育研究センター, 教授 (40212469)
中村 賢治 群馬大学, 数理データ科学教育研究センター, 講師 (40635736)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,370千円 (直接経費: 34,900千円、間接経費: 10,470千円)
2022年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2021年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2020年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2019年度: 14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
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キーワード | エスノメソドロジー / 高齢者支援 / 故郷を離れた人々の支援 / 遠隔支援システム / 会話分析 / 遠隔共同作業 / 共同作業の支援 / ミュージアム / コンサートの応援支援 / 車いすによる活動支援 / 買い物支援 / リモート・インタラクション / リモート・インストラクション / 社会的ロボット / リモートインタラクション / ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、社会学者と工学者が協力して「①高齢者や故郷を離れた人々の日常性の研究」と「②高齢者や故郷を離れた人々の共在性の支援の研究」の研究を行う。本研究の特色は、社会学者と工学者が地域コミュニティの人々と協力して、孤独に陥りがちな高齢者や故郷を離れた人々の日常の社会的活動(日常性)の現状を研究し、高齢者や故郷を離れた人々が地域コミュニティの人々と一緒に様々な活動を行うための支援を行うという点にある。本研究では、高齢者や故郷を離れた人々の日常活動のエスノグラフィーに基づいて、ロボット車いす、ロボット買い物カート、遠隔買い物システム等開発を行う。
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研究実績の概要 |
本研究は、高齢者や故郷を離れた人々の日常的共同作業を、社会学と工学の融合研究により研究するものである。特に、遠隔からの日常的共同作業の支援や、ミュージアムやコンサートでの共同作業の支援を中心に研究をおこなった。 今年度もパンデミックの影響で海外との渡航が制限されたため、オンラインベースで海外との交流を中心に研究を実施した。今年度の実績の概要は下記のとおりである。 1) 日常活動の支援の研究として、ミュージアムやコンサート、街歩きにおける共同作業の研究をおこない、埼玉大学教養学部 リベラルアーツ叢書(14)『観客と共創する芸術Ⅱ』として出版した。 2) 共同作業の研究として、遠隔買い物の研究やコンサート等における遠隔応援の支援、ロボット車いすを用いた共同作業の支援、ロボットを用いた買い物支援を研究し、国際学会HRIのワークショップ(ACM HRI 2022 workshop of Interdisciplinary Explorations of Processes of Mutual Understanding in Interaction with Assistive Shopping Robots)を組織し、研究発表をおこなった。また、国内の情報系の学会で発表をおこなった。 3) 海外での研究や発表がコロナにより制限されたため、ドイツ、シンガポール、英国、フランス、スイスの研究者を招聘して、国際ワークショップ”Museum, Multimodality and Embodiment, Sociological Robotics”をオンラインにて開催した。海外研究者10名、日本国内研究者は12名が研究を発表した。特に、ミュージアムでの共同作業の研究、ドイツにおける遠隔買い物実験の研究、コロナ禍における共同作業の研究の発表をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナにより海外での発表やフィールドワークが制限されたが、オンラインでの国際シンポジウム”Museum, Multimodality and Embodiment, Sociological Robotics”や、国際学会でのオンラインワークショップACM HRI 2022 workshop of Interdisciplinary Explorations of Processes of Mutual Understanding in Interaction with Assistive Shopping Robotsを開催し、研究発表をおこなった。また、ミュージアムやコンサートや街歩きにおける共同作業の支援についての研究成果として、書籍『観客と共創する芸術Ⅱ』を出版した。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の中心となっているエスノメソドロジー・会話分析の成果として、『エスノメソドロジー・会話分析ハンドブック』を出版する。また、遠隔買い物やロボットを用いた共同作業の支援について研究を行い、国際学会等で発表する。
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