研究課題/領域番号 |
19H00610
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
山野 則子 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (50342217)
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研究分担者 |
岩永 靖 九州ルーテル学院大学, 人文学部, 教授 (10526221)
和田 一郎 獨協大学, 国際教養学部, 教授 (10711939)
中島 智晴 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (20326276)
大友 秀治 北星学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (40648002)
比嘉 昌哉 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (50342431)
宮本 貴朗 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (70291606)
長崎 和則 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (90309641)
吉田 卓司 藍野大学, 医療保健学部, 准教授 (90610212)
山中 徹二 大阪人間科学大学, 人間科学部, 講師 (90712430)
横山 登志子 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (00295916)
大嶋 巌 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (20194136)
小野田 正利 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60169349)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
45,760千円 (直接経費: 35,200千円、間接経費: 10,560千円)
2023年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2022年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2020年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
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キーワード | スクリーニング / 子どもの貧困 / 不登校対策 / 早期発見 / AI搭載スクリーニングシステム / 教員の負担軽減 / 子どもの貧困対策 / 教職員の負担軽減 / 産学官連携 / 早期キャッチ / スクリーニングシステムAI / 循環システム構築 / SSW / EBPプログラム / AIスクリーニングシステム |
研究開始時の研究の概要 |
スクリーニングシステム(AI)を開発し、効果的なSSW事業プログラムと連動させ、支援の必要な子どもの確実な早期のキャッチ、支援、効果まで確認できる循環システムをEBPプログラムとして評価統合データベース構築を行う。具体的には、スクリーニングシステムを構築するAI班、熟練者からヒアリングを行いスクリーニングの方法や内容の検討を行うチームとSSW事業プログラムの精緻化を行うチームからなるプログラムモデル班、科学的有用なスクリーニング指標の作成と本システム全体のエビデンスレベルを高めるエビデンス分析班、外部評価委員会による本システムの評価や課題検証を行い、データベースやAI活用の政府への提案を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、乳幼児検診などで行われてきた全数的な調査・検査によって問題の早期発見を可能としたスクリーニングの構想に依拠し、これを学校現場に導入することで、いじめや不登校、児童虐待などの問題の早期発見とこれらの悪循環化を断ち切ることを目的とする。そこでまず、学年教員に限定された閉鎖的な空間ではなく、様々な学校関係者が顔を合わせる枠組みを設定。さらに、①子どもの問題の早期発見を目指し、問題悪化傾向を示唆するAI判定と、②支援接続による予防的対処を目指し、適切な支援策を提示するAI判定を装備した、スクリーニングシステムを開発。集積されたデータをもとに実証研究を行い、クラウドデータ化などの改良を重ねた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、学校現場での把握が難しい隠れた問題も含め、子どもの抱える様々な問題の早期発見と解決、学校教職員多忙化問題の緩和、鍋蓋組織体制の是正と「チーム学校」の促進、において研究の意義がある。具体的には、熟練SSWの視点に基づいたAI判定によって、従来キャッチアップされてこなかった子どもに対しても支援の手を広げることができる。また、クラウドデータ化によって児童生徒情報の容易な引継ぎを可能にし、教職員の異動による情報伝達不足のリスクにも対応可能である。さらに、養護教諭やSC、SSWなどの会議参加により、教育学的視点に偏らず、保健学、社会福祉学など多方面からの視座で子どもに向き合うことができる。
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