研究課題/領域番号 |
19H00612
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 立教大学 (2020-2021) 日本女子大学 (2019) |
研究代表者 |
石黒 格 立教大学, 現代心理学部, 教授 (90333707)
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研究分担者 |
辻 竜平 近畿大学, 総合社会学部, 教授 (40323563)
清水 裕士 関西学院大学, 社会学部, 教授 (60621604)
福島 慎太郎 東京女子大学, 現代教養学部, 講師 (80712398)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
22,490千円 (直接経費: 17,300千円、間接経費: 5,190千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | パーソナル・ネットワーク / スノーボール・サンプリング / 地域内ネットワーク / ポジション・ジェネレータ / ネームインタプリタ / 排外主義 / 時系列比較 / 地域間比較 / ネーム・ジェネレータ / 社会ネットワーク / ネットワーク・サイズ / 都市度 / 社会関係 / 時系列的比較 / 価値観 / 一般的信頼 / 都鄙差 / 地域差 |
研究開始時の研究の概要 |
21世紀に入ってからの20年程度で、SNSの普及など、人付き合いの道具が大きく変化している。これに応じて、日本人の社会関係や、社会関係に対する価値観が変化したと言われることがある。しかし、近年になって日本人の人間関係や考え方が変化したことを確認できるデータは存在していない。本研究は、2005年に行われた社会関係に関する包括的な調査を再実行し、SNS等の普及前の2005年から現在にかけての日本人の社会関係と、社会関係に対する価値観の変化を実証的に検討するものである。
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研究成果の概要 |
ICTの普及や家族構成の変化など、さまざまな要因によって現代人の人間関係が変化している可能性が論じられており、欧米では実証的なデータに基づいた知見が蓄積しつつある。しかし、現代の日本人の人間関係を過去と比較することができるデータはほとんどないし、希少なデータセットもさまざまな問題を抱えている。欧米と比較したとき、この遅れは深刻である。この研究課題では、このような状況を改善するため、2005年に実施された「全国パーソナル・ネットワーク調査」の再現調査を実施することで、SNSやスマートフォンが普及する前後の日本人の人間関係を比較するための基盤を整備した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人の全体像を把握するためには、日本人全体を十分に代表するサンプルに対する調査の実施と、そこから得られたデータのていねいな分析が不可欠である。これまで、このような作業を可能とするデータはなかった(希少なデータは存在するが、いくつかの問題がある)。本研究課題では、離島を除く日本全国の人々から対象者サンプリングした上で調査を行い、しかもこれを2005年に行われた調査と同様の方法で行うことで、2005年と2021年の、日本人の社会関係を比較することを可能とする。さらに、エラーの除去が終わり次第データを公開することで、日本人の人間関係の変化を検討する基盤を、幅広い研究者に提供する。
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