研究課題/領域番号 |
19H00617
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
友田 明美 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 教授 (80244135)
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研究分担者 |
水野 賀史 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (50756814)
藤澤 隆史 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (90434894)
島田 浩二 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 助教 (00711128)
牧田 快 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 特命助教 (10726607)
滝口 慎一郎 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 特命助教 (70382926)
松崎 秀夫 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 教授 (00334970)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2022年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2021年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2020年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2019年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | 愛着障害 / アタッチメント / マルトリートメント / 脳MR画像 / エピゲノム / オキシトシン点鼻 / 子ども虐待 / 養育者支援 / アタッチメント障害 / マルトリートメント(虐待) / 脳MR画像解析 / エピゲノム研究 / RMET課題 / 表情認知 / 脳MR画像 / 感受性期 / 脳画像解析 / エピゲノム解析 / トラウマ関連障害 / 中間表現型 / マルトリートメント(不適切な養育) / 拡散テンソル画像 / オキシトシン / マルトリートメント(不適切な養育) / 視線計測評価 / ADHD |
研究開始時の研究の概要 |
子どもの愛着障害リスク因子である不適切養育(虐待・ネグレクト)は、危機状況にある子育て困難な親子・家族を見極めるための目安として重要である。近年、少子化・核家族化やコミュニティ崩壊に経済不況等の世相が加わっての生き辛さの現れとして語られており、特別な家族の問題ではなく、どの家庭にも起こりうるものとして捉えられるようになった。愛着障害リスクに関する客観的指標の創生を目指す本研究は、保育や学校現場での同障害児に対する早期発達支援につながり、今後の教育学(子ども学)領域の発展に寄与するものである。
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研究成果の概要 |
虐待などの不適切な養育「マルトリートメント」を受けて反応性愛着障害を発症した子どもたちを対象に実施された脳画像研究では、オキシトシン経鼻投与による神経報酬処理への影響を世界初で解明した。本研究成果はFront Child Adolesc Psychiatry誌に掲載された。同障害の病態解明および病態特徴に基づく治療薬開発など、臨床応用への発展に貢献した。新たにゲノムデータを蓄積し、脳画像データとの組み合わせにより、脳画像遺伝学研究を推進しており、稀少疾患等の生体試料・データの既存リソースとして、遺伝子データについてはCINレジストリに登録し、パブリックデータベース(AMAZE)へ公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの愛着障害リスク因子であるマルトリートメントは、危機状況にある子育て困難な親子・家族を見極めるための目安として重要である。近年、少子化・核家族化やコミュニティ崩壊に経済不況等の世相が加わり、特別な家族の問題ではなく、どの家庭にも起こりうるものとして捉えられるようになった。生物学的エビデンスを有する新規診断・個別化支援法の研究開発を目指した本研究は、保育や学校現場での同障害児に対する早期発達支援につながり、今後の教育学(子ども学)領域の発展に寄与するものである。更に、これまでにない世界初となるデータベースの開発を通じ、“画像医学研究分野の成果を、未開の研究分野へと展開する”ことに貢献した。
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