研究課題/領域番号 |
19H00698
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分16:天文学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
河合 誠之 東京工業大学, 理学院, 教授 (80195031)
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研究分担者 |
谷津 陽一 東京工業大学, 理学院, 准教授 (40447545)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
44,980千円 (直接経費: 34,600千円、間接経費: 10,380千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 26,910千円 (直接経費: 20,700千円、間接経費: 6,210千円)
2019年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
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キーワード | 紫外線天文学 / 重力波 / 超新星 / 突発天体 / 超小型衛星 / 中性子星 |
研究開始時の研究の概要 |
紫外線領域での突発天体を対象として、超小型衛星(6U CubeSat)に搭載する約20平方度の天域を200-300nmの波長域で観測する広視野近紫外線天体監視装置を開発し、2020年代早期に紫外線時間領域天文学の開拓を先導する。
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研究成果の概要 |
重力波に伴う中性子星連星合体からの紫外線放射や、近傍宇宙における重力崩壊型超新星のショックブレイクアウトなどを観測することを目的として、約20平方度の天域を200-300nmの波長域で観測する広視野近紫外線天体監視超小型衛星「うみつばめ」を開発した。2023年末に打ち上げて、重力波第4期観測(O4)期間中に1年以上、紫外線領域での突発天体天体の検出および重力波事象に対する迅速な追跡観測を実施できる見込みである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界初の近紫外線領域における広視野突発天体探索衛星を用いて連星中性子星合体直後の紫外線放射を観測することにより、重元素合成や中性子星の状態方程式に関する知見、自由中性子起源の紫外線放射、ジェット起源の放射など合体現象の物理、重力崩壊型超新星のショックブレイクアウトの観測からも超新星の親星と周囲の環境など、基礎的な物理学から恒星天文学、天体物理学にいたる各種の学術的知見が得られる。 また本研究では、地球観測ミッション「マルチスペクトル海洋観測技術の実証」との相乗りという産学連携による超小型衛星開発モデルを実現し、超小型衛星の利用における学術利用(科学観測)と社会実用の両立の新しいあり方を提示する。
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