研究課題/領域番号 |
19H00737
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分18:材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
新野 俊樹 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70291929)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
46,150千円 (直接経費: 35,500千円、間接経費: 10,650千円)
2021年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2020年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2019年度: 22,360千円 (直接経費: 17,200千円、間接経費: 5,160千円)
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キーワード | 付加製造 / 3Dプリンタ / レーザー焼結 / MID / マルチマテリアル / Laser Direct Structuring / Additive Manufacturing / 3D プリンティング / 活性化 / MID / 3Dプリンティング / 3Dプリンティング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では従来の加工方に比べて圧倒的に複雑な形状を創成できる3Dプリンティング技術(AM技術)と、その表面に回路が直接生成されたプラスチック部品(MID)の代表的製造技術であるLDS技術を組み合わせることで、樹脂と金属の複合構造体を製造できるマルチマテリアルAM技術を確立する。従来明確にされていなかったLDSのプロセスを科学的に明らかにし、LDSとAMの両方の材料として十分な機能する材料を開発し、その材料を加工して形状を創成するプロセスと、その表面を活性化して金属化する技術を確立する。
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研究成果の概要 |
付加製造技術は,複雑な3次元構造を造形することができる加工方であり,樹脂,金属,セラミックスの加工が商業的に可能である.しかしながら,樹脂と金属の複合構造体の加工は現在のところ実現していない.本研究では,樹脂の最終部品の付加製造技術としても普及しているレーザー焼結と,表面に金属配線を配置された樹脂成形品,MIDの製造技術であるところのLDSを組み合わせることで,マルチマテリアルAM(MMAM)の確立を目指した.一般的なレーザー焼結用粉末に銅の化合物を混ぜることで,ポリアミド製の部品を製造する技術を確立し,さらに,高融点,高強度のポリエーテルエーテルケトンのMMAMも可能にした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複雑な構造を有する樹脂部品に電気的な機能を付与することで,機器の圧倒的小型化や,内部に配線を持つことで内部に機能性を有する流体部品を実現できることで,ドローン等を含む航空宇宙機器や,補聴器をはじめとするヘルスケア部品の圧倒的小型化・軽量化・高機能化が期待できる
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