研究課題/領域番号 |
19H00806
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
矢野 博明 筑波大学, システム情報系, 教授 (80312825)
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研究分担者 |
伊藤 誠 筑波大学, システム情報系, 教授 (00282343)
山口 佳樹 筑波大学, システム情報系, 准教授 (30373377)
井上 和哉 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (50631967)
北原 格 筑波大学, 計算科学研究センター, 教授 (70323277)
原田 悦子 筑波大学, 人間系, 教授 (90217498)
澁谷 長史 筑波大学, システム情報系, 助教 (90582776)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
43,680千円 (直接経費: 33,600千円、間接経費: 10,080千円)
2021年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2020年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2019年度: 22,100千円 (直接経費: 17,000千円、間接経費: 5,100千円)
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キーワード | 歩車共有空間 / 外向けHMI / バーチャルリアリティ / 拡張現実感 / external HMI / 歩車混在空間 / 外向きHMI / モビリティ / HMI |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では歩車混在空間において人および移動体それぞれが安全かつ安心して移動するために、自身の情報を発信する外向きヒューマンマシンインタフェース(外向きHMI)の評価のために、人が歩行する空間と車両が走行する空間を物理的に別々に構築し、バーチャルリアリティ技術や拡張現実感技術を用いて両者を統合するシステムを開発する。このシステムを用いて、歩車混在空間での人と移動体の間の情報のやり取りの特徴や、機械学習による行動予測に基づく外向きHMIを人や移動体に重畳してバーチャルに実装する。その時の反応や通行リスクの変化を比較することで、外向きHMIの開発・評価システムや外向きHMIの必要要件を明らかにする。
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研究成果の概要 |
歩行者とモビリティが自由に通行可能な歩車混在空間において、相互に今後の状況をグラフィカルな情報として伝達する外向けHMI(eHMI)の実験環境として歩行者空間と車両空間のそれぞれを物理的に独立して用意しVR/AR技術を用いて統合することで、モビリティと衝突することなく安全に実験が可能な空間の構築に必要な技術を開発した。またeHMIに必要とされる要素として、自身の存在予想領域とその衝突可能性情報、有効視野の移動情報などを三次元表示することの有効性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多人数参加の歩車共有空間において、3次元eHMIの有用性が示唆されたことは、今後のインタフェース普及において、ARグラスなど情報提示機器による移動支援の可能性を示す成果と言える。一方でこのことはARグラスを持たないユーザを阻害することを直ちに意味するものではなく、持たないユーザがいるという情報を共有することで全体としての円滑な通行を実現する上でも重要と言える。
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