研究課題/領域番号 |
19H00871
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分30:応用物理工学およびその関連分野
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
安井 武史 徳島大学, ポストLEDフォトニクス研究所, 教授 (70314408)
|
研究分担者 |
山本 裕紹 宇都宮大学, 工学部, 教授 (00284315)
南川 丈夫 徳島大学, ポストLEDフォトニクス研究所, 准教授 (10637193)
長谷 栄治 徳島大学, ポストLEDフォトニクス研究所, 特任助教 (50805512)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円)
2021年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2020年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2019年度: 19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)
|
キーワード | 光コム / 共焦点顕微鏡 / 蛍光寿命顕微鏡 / レーザー顕微鏡 / スキャンレス / レーザー共焦点顕微鏡 / 蛍光顕微鏡 / 位相イメージ / 共焦点レーザー顕微鏡 / 定量位相差顕微鏡 / 定量位相顕微鏡 / デュアル光コム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、最先端光源の光周波数コム(光コム)を共焦点レーザー顕微鏡に導入し、その新奇性質『超マルチ離散チャンネル性』を波長/2次元空間変換とデュアル光コム計測でフル活用することにより、従来とは本質的に異なるアプローチで高度化されたデュアル光コム顕微鏡(DCM)を創出する。スキャンレスと共焦点性を共通のキーワードとし、共焦点透過/反射イメージに位相コントラストを付与する『位相コントラストDCM』と共焦点蛍光イメージに高解像性を付与する『高解像蛍光DCM』を開発する。これら一連の研究開発を通して、共焦点レーザー顕微鏡の性能を革新的に高度化する。
|
研究成果の概要 |
共焦点顕微鏡は、レーザーを光源として、バイオイメージングや非接触表面形状測定において幅広く利用されている。応用分野拡大のために、更なる高度化が求められているが、従来法の延長上にある性能改善のみでは限界があった。本研究では、次世代レーザーとして期待されている最先端光源「光コム」を導入し、これまでの『光周波数の物差し』として利用するのではなく、新奇特徴である『超マルチ離散チャンネル性』を、波長/2次元空間変換とデュアル光コム計測の併用でフル活用することにより、共焦点顕微鏡の大幅な高度化(スキャンレス高速性、フルフィールド共焦点性、光振幅・光位相デュアル画像コントラストなど)を実現した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発したデュアル光コム顕微鏡により、①表面形状測定(工業製品の微細化に必要なnmオーダーの深さ分解能)、②透明・非蛍光性サンプル計測(ガラス部品や生細胞などの透明・非蛍光性に帯するイメージ・コントラスト)、③細胞内部の時空間ダイナミクス観察(細胞内の分子や細胞小器官のダイナミックス対応可能な高速性)、といった事が可能になる。
|