研究課題/領域番号 |
19H00897
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分33:有機化学およびその関連分野
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
侯 召民 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (10261158)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
45,370千円 (直接経費: 34,900千円、間接経費: 10,470千円)
2021年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2020年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2019年度: 16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
|
キーワード | 希土類金属 / C-H結合活性化 / 不斉触媒 / 非極性オレフィンと極性オレフィンの共重合 / 自己修復材料 / シクロペンタジエニル基 / 希土類アルキル錯体 / スカンジウム / 高分子化学 / 有機金属化学 / 触媒化学 / 希土類触媒 / 有機合成化学 / 機能性ポリマー / ヒドリドクラスター / 有機合成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、応募者の独自の知見に基づき、希土類元素の特性を最大限に活用した新規錯体触媒を開発するとともに、それらを基盤として、従来では実現困難であった、高効率・高選択的な有機合成反応や精密重合反応の開発、新機能性材料の創製などを行い、物質創製化学の新領域開拓や技術革新を目指す。具体的には、希土類錯体触媒の特性を生かしたC-H結合の活性化と不斉変換や機能性ポリマー創製への活用、希土類金属中心とヘテロ原子との相互作用特性を生かした極性オレフィンと非極性オレフィンとの精密共重合反応の開発と新規機能性ポリマーの創製など、触媒の設計・合成から、新反応・新機能性材料の開発まで一括して研究を進める。
|
研究成果の概要 |
独自の知見に基づく新しい希土類アルキル触媒を開発し、それらを用いて、例えば、C-H結合活性化を伴うアルジイミンとアルケンとの立体選択的な環化反応やキノリンとアルキンによる不斉スピロ環構築反応、非極性オレフィンと極性オレフィンとの精密共重合による機能性ポリマーの創製など、従来では実現困難であった新しい化学変換反応の開拓や新機能性材料の創製に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、有機金属化学や触媒化学、有機合成化学、高分子合成化学などの基礎科学分野の新しいフロンティアの開拓のみならず、新たな知財の形成や新産業の創出にもつながることが期待できる。例えば、本研究で創製された新規自己修復ポリマーは、空気中だけでなく、水や酸、アルカリ性水溶液中でも優れた自己修復性能を示し、従来のものでは見られない実用性の高い新機能性材料として多方面から大きな期待が寄せられている。
|