研究課題/領域番号 |
19H00901
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
川野 竜司 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90401702)
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研究分担者 |
鈴木 宏明 中央大学, 理工学部, 教授 (20372427)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円)
2022年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2021年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2020年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2019年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
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キーワード | DNAコンピューティング / microRNA / ナノポア / リキッドバイオプシー / ナノポア計測 / マイクロ流体技術 / リポソーム / コアセルベート / マイクロRNA / マイクロデバイス / がん診断 / 一分子計測 / マイクロ流体 / エクソソーム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではDNAコンピューティング技術とナノポア計測によるラベルフリーDNA分子検出法を組み合わせることにより、早期がん診断マーカーとして期待されるmicroRNA(miRNA)群のがんパターン診断法の構築をめざす。
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研究成果の概要 |
本提案ではDNAコンピューティング技術とナノポア計測によるラベルフリーDNA分子検出法を組み合わせることにより、早期がん診断マーカーとして期待されるmicroRNA(miRNA)群のがんパターン診断法の構築をめざした。本研究では胆管癌時に発現亢進する5種miRNAパターン認識法が、実際のがん患者の血液検体にも適用可能であることを見出し、これまでナノポア計測では計測不可能であった超低濃度領域(~fM)のmiRNAを検出も可能とした。また液液相分離を利用した濃縮抽出技術も開発した。これらに関連する成果に関して、JACS Auを含む査読付き論文、および国内外の複数の学会において公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、DNAコンピューティングの並列情報処理を利用し、ナノポア計測と組合すことで、腫瘍由来miRNAのパターン診断法を開発した。実際に患者からの実検体からの識別にも成功し、現在病院、動物病院と共同研究で、ヒトの胃癌、口腔扁平上皮癌、イヌの各種簡易・安価なリキッドバイオプシー法として実用化を進めている。
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