研究課題/領域番号 |
19H00932
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分38:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
Frommer Wolf 名古屋大学, トランスフォーマティブ生命分子研究所, 客員教授 (70795575)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円)
2021年度: 15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2020年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2019年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | Sucrose / Gibberellin / SWEET / substrate selectivity / Phytohormone / Gibberellic acid / Sugar / SWEETs / Transporter / Gibberelllic acid |
研究開始時の研究の概要 |
Sugars and phytohormones are essential to the fundamental processes of plant development and growth. It has remained unclear, however, how SWEETs can transport substrates as different as sucrose and GA. We will focus and clarify the substrate selectivity of GA and sucrose transporting SWEETs.
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研究成果の概要 |
近年、糖輸送体SWEET が、糖だけでなく植物ホルモンであるGAも輸送することが報告された。糖と植物ホルモンは、植物の発生・生育に不可欠である。しかし、SWEETがショ糖とGAという異なる基質をどのように輸送できるのか、また、SWEETがどのような基質を輸送できるのかについては、これまで不明であった。本研究では、GAとショ糖を輸送するSWEETの基質選択性について、計算化学的および生化学的アプローチを用いて解析を行った。その結果、SWEETにおいてGAとスクロースを認識する残基を決定し、シロイヌナズナの稔性にスクロースとGAの輸送活性が生理的に関与しているかどうかを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酵素や輸送体は無数の基質と相互作用するが、その中で生理的に意義があるものはごくわずかである。SWEETの基質選択性の分子メカニズムや輸送活性の生理的意義を解析することで、輸送体や酵素の持つ複数の基質活性の理解が深まる。本研究で得られた知見は、農薬や抗菌剤の開発などの創薬分野にも役に立つと考えられる。
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