研究課題/領域番号 |
19H00948
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分40:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
良永 知義 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任教授 (20345185)
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研究分担者 |
渡邊 勇歩 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40895893)
白樫 正 近畿大学, 水産研究所, 准教授 (70565936)
伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
43,940千円 (直接経費: 33,800千円、間接経費: 10,140千円)
2023年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2022年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2021年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 海産白点虫 / Cryptocaryon irritans / ワクチン / 概日リズム / 培養 / 総合的病虫害管理 / 光反応性 / 産魚の白点虫 / イオノフォア / in vitro 培養 / 寄生性せん毛虫 / 海産白点病 / 病害防除 / 海産魚の白点虫 / 光受容 / プロテアーゼ / 魚類寄生虫 / 総合的病害虫管理 |
研究開始時の研究の概要 |
海面網生け簀におけるCryptocaryon irritas(海産白点虫)の寄生による産業被害を統合的病害虫管理(IPM:Integrated Pest Management)を導入することによって防除あるは軽減するための手法開発にむけた研究を行う。具体的には、白点虫の生態学的特性に基づく発生予測技術の開発、有効かつ安全な薬剤療法の開発、有効な抗原の探索と免疫法選択によるワクチン開発を試みる。加えて、海産白点病の研究の飛躍的進展に資するために、新たなin vitro 培養法の開発にも挑む。
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研究実績の概要 |
2023年度は、海産白点虫に関して本研究課題を構成する4つの課題うち、Ⅰ. 海産白点虫の生態学的特性に基づく発生予測技術の検討、Ⅲ. 寄生関連タンパク分解酵素を抗原としたワクチンの検討、Ⅳ. 新たなin vitro培養法の開発について研究を実施した。Iについては、概日周期は1lxという極めて弱い光に対しても反応することを明らかにした。加えて、虫体のRNAsec解析により、概日周期にかかわると予想される遺伝子を特定することができた。Ⅲについては、虫体の抗原タンパクを培養可能な自由生活性繊毛虫に遺伝子組み換えによって発現させ、これを抗原として用いるワクチンの効果を検討した。その結果、そのレベルは低く、実用に耐えるレベルには達しなかったの効果は検出されなかった。国内の3地点から採集した虫体株を作成し、、ワクチン抗原として有効であることが知られているものの、複数の血清型が存在し利用が難しいとされている非動化抗原ならびに病原性の違いを検討したところ、近隣の海域でも血清型・生物学的性質、病原性が異なっており、海産白点虫は抗原タンパク質をふくめて、変異性に富み、近隣の海域においてもことなる性質の株がえられることから、すなくとも、非動化抗原をターゲットとしたワクチンの開発は極めて難しいという結論に達した。これまで検討した二層培地の効率化に加え、液体培地中の浮遊アポトーシス細胞を餌とした培養系の開発を試みたが、従来の二層培地を超える培養系を得るには至らなかった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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