研究課題/領域番号 |
19H00966
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
高橋 智 筑波大学, 医学医療系, 教授 (50271896)
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研究分担者 |
水野 聖哉 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10633141)
濱田 理人 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (20567630)
三輪 佳宏 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 室長 (70263845)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2021年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
2020年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2019年度: 17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
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キーワード | リサーチバイオリソース / in vivoイメージング / 近赤外光 / iRFP / V型コラーゲン / 線維化 / 慢性炎症 / 遺伝子改変マウス / 近赤外蛍光 |
研究開始時の研究の概要 |
膠原線維は、動物の正常発生および病的状態において非常に重要であるにも関わらず、その産生制御機構は十分には解明されていなかった。解明できなかった一番の原因は、その特殊な構造のため、生体内での膠原線維の産生をモニターできる方法が確立されていなかったためである。そこで本研究では、これまで不可能だった生体内での炎症反応と膠原線維の産生をリアルタイムでモニターできる方法をコラーゲン遺伝子にマーカー遺伝子を導入して開発すること、さらにどのようにして病的な膠原線維の産生が起こるかを明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、これまでin vivoイメージングが困難であったコラーゲン線維を、V型コラーゲンにGFPやHalo-Tagをゲノム編集で挿入することにより、世界で初めて可能とした。作製したマウスを用いて発生時期や疾患時における線維化を観察することに成功した。また線維化をモニターできるマウスと免疫細胞をモニターできるマウスを交配することにより、免疫細胞の浸潤と組織の線維化を同時にモニターすること成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織の線維化は慢性炎症時に誘導され、線維化が進行すると様々な臓器障害が起こるため、近年臨床医学での大きな問題となっている。しかしながら線維化をモニターできる良い方法が開発されていなかったため、線維化誘導機構は十分には解明されていなかった。本研究成果により、組織線維化をモニターできる優れた方法が開発されたため、線維化研究が促進されるものと思われ、学術的意義や臨床医学的意義は大きいと思われる。
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