研究課題/領域番号 |
19H01014
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
周東 智 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (70241346)
|
研究分担者 |
渡邉 瑞貴 北海道大学, 薬学研究院, 准教授 (20507173)
小松 康雄 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究部門長 (30271670)
藤原 広一 北海道大学, 薬学研究院, 助教 (40837853)
後藤 佑樹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (70570604)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
45,370千円 (直接経費: 34,900千円、間接経費: 10,470千円)
2022年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2021年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2020年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2019年度: 15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
|
キーワード | シクロプロパン / 三次元多様性 / タンパク質間相互作用 / ペプチドミメティクス / 環状ペプチド / 膜透過性ペプチド / ホールダマー / αヘリックス / 高分子間相互作用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、シクロプロパンの構造特性を活用した三次元的多様性を鍵とする独自の分子設計を基盤として、タンパク質間相互作用(PPI)に代表される高分子間相互作用を制御できる合成機能分子の創出法確立を目指す。 具体的には、1)汎用性αヘリックスミメティクスの創出、2)環状ペプチドの欠点である細胞膜透過性の配座制御に基づく改善、3) 標的高親和性環状ペプチド同定法であるRaPIDライブラリーへの三次元多様性導入による高機能化、4) ネガマイシンをリードとする三次元多様型配座制御に基づく高活性リードスルー活性分子創出、 5) シクロプロパンヌクレオシドを活用する高機能核酸の創出に取り組む。
|
研究成果の概要 |
先に考案したシクロプロパンの構造特性に基づく三次元多様性を鍵とする分子設計法論を展開し、タンパク質間相互作用(PPI)など高分子間相互作用を制御できる合成機能分子の創出法確立を計画した。具体的には、1) PPI制御きる汎用性αヘリックスミメティクスの創出、2)環状ペプチドの欠点である細胞膜透過性の改善、3) 標的高親和性環状ペプチド同定方法論であるRaPIDライブラリーへの高機能化、4) ネガマイシンをリードとする高活性リードスルー活性分子創出、 5)高機能核酸の創出に取り組んだ。その結果、本分子設計の有用性を実証し、広範な標的分子対して有効な論理的創薬方法論を提示できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業とアカデミアの創薬科学は、それぞれ「生産性」と「論理性」を鍵として相互補完的関係であることが望ましく、このような相互補完性がもたらす相乗効果が、創薬の科学としての、また産業としての発展をもたらす。このような観点から、」本研究成果は、所望の標的分子に選択的に結合する化合物を偶然 (スクリーニング) に依存することなく、効率的かつ論理的に創出する方法論を提示するものであり、アカデミアとしての創薬化学研究として、学術的あるいは社会的にも大きな意義がある。
|