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関節破壊を惹起する病原性破骨細胞の同定とその解析

研究課題

研究課題/領域番号 19H01044
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

石井 優  大阪大学, 生命機能研究科, 教授 (10324758)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2019年度)
配分額 *注記
45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円)
2019年度: 17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
キーワード炎症性骨破壊 / イメージング「 / 関節リウマチ / 医療・福祉 / 免疫学
研究開始時の研究の概要

破骨細胞の定義は「骨を壊す細胞」である。教科書的には、この細胞には「良い働き」と「悪い働き」があり、良い働きとしては、これが古い骨を吸収することで骨芽細胞による骨新生を促し、恒常的なリモデリングが維持されることが挙げられ、一方で関節リウマチなどではこの細胞が働きすぎることで骨が破壊されるという悪い働きがあるとされてきた。しかし、本研究者は両者が顕著に異なることに気がつき、より本質的に異なるものではないかという仮説を立てた。本研究ではこの仮説の下に、「悪玉」破骨細胞のみを特異的に同定し、これを徹底的に抑制する新しい治療法開発を行う。

研究実績の概要

正常の骨代謝ではなく、関節炎などでの病的骨破壊を担う、炎症性「悪玉」破骨細胞(inflammatory osteoclast: iOC)とその前駆細胞(iOCP)の同定を目指す本研究では、当該年度においてiOCPの標識リポーターの作成や、それをin vivo内で観察するためにiOCPの分化誘導のためのニッチ環境のリポーター系の作出を行ってきた。またiOCPの分化誘導を制御する分子機構の解明についてもシングルセル解析をはじめとした解析に向けて準備を進めてきた。これらについてはいずれもまだ着手したばかりの段階であり,様々なツールの準備や予備的解析が得られた段階であり、まだ公表できる段階の確固とした成果としては得られていないが、いずれの成果も本研究提案をさらに発展させた形として遂行を計画している、基盤研究Sに速やかに移行されている。一方で、本計画段階からすでに予備的に見出していたiOCPの細胞実体,およびその分化制御に重要な役割を担う転写因子FoxM1の機能については、当該研究期間に追加の解析を行うことにより、学術論文として採択されることになった。本研究成果は今後のFoxM1などのiOCP特異的分子を標的とした新たな創薬研究に向けての重要な基礎的知見となっている。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2019 審査結果の所見   実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of a novel arthritis-associated osteoclast precursor macrophage regulated by FoxM1.2019

    • 著者名/発表者名
      Hasegawa T, Kikuta J, Sudo T, Matsuura Y, Matsui T, Simmons S, Ebina K, Hirao M, Okuzaki D, Yoshida Y, Hirao A, Kalinichenko VV, Yamaoka K, Takeuchi T, Ishii M.
    • 雑誌名

      Nat Immunol.

      巻: 20 号: 12 ページ: 1631-1643

    • DOI

      10.1038/s41590-019-0526-7

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [備考] 大阪大学免疫細胞生物学教室

    • URL

      http://www.icb.med.osaka-u.ac.jp/index.html

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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