研究課題/領域番号 |
19H01082
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
亀井 智子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80238443)
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研究分担者 |
中山 優季 公益財団法人東京都医学総合研究所, 社会健康医学研究センター, ユニットリーダー (00455396)
山本 由子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (00550766)
金盛 琢也 浜松医科大学, 医学部, 講師 (80745068)
抱井 尚子 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (20348460)
光永 悠彦 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (70742295)
西村 直樹 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医長 (60572203)
東福寺 幾夫 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 教授 (30383144)
亀井 延明 明星大学, 理工学部, 教授 (20233968)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,890千円 (直接経費: 35,300千円、間接経費: 10,590千円)
2022年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2021年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2019年度: 19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)
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キーワード | テレナーシング / 遠隔モニタリング / 慢性疾患 / eラーニング / 混合研究法 / 遠隔医療 / 在宅ケア / 遠隔医療教育 / テレヘルス / 慢性疾患管理 / 遠隔看護教育 |
研究開始時の研究の概要 |
遠隔医療としてのテレナーシングの実施基準やモニタリング方法、施設・教育要件等を標準化するため、国内外のテレナーシング実施方法を分析すること、および遠隔医療教育カリキュラムを開発し、評価する。 研究目的は、①国内外の慢性疾患療養者と看護職間のデュアルモニタリングに基づくテレナーシング方法を標準化し、ビッグデータ活用法を検討する。②テレナーシング実践に必要なコンピテンシーを明確化し、それを育成する遠隔医療教育カリキュラムを開発・評価する。③テレナーシング標準実践ガイドを作成することである。 方法は、療養者への介入結果、教育カリキュラム受講者の理解度等について、混合研究法を用いて包括的に評価する。
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研究成果の概要 |
慢性疾患在宅療養者と看護職が相互に療養者の心身情報を共有するデュアルモニタリング型テレナーシングシステムを構築し、テレナーシングの標準的ガイドラインを策定・普及してテレナーシングを提供した。また、看護職のコンピテンシーを高め、自信をもってテレナーシングを提供するための教育プログラムを作成した。コロナ禍で対面教育が困難となったため、eラーニングコースの開発に変更した。混合研究法による評価から、COPD, 肺がん、糖尿病、筋萎縮性側索硬化症在宅療養者のヘルスリテラシーの向上と病の軌跡へのテレナーシング支援の意義を示した。また、eラーニング受講後の看護職の72.7%が自信を向上したことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テレナーシングは発展段階にある新たな看護の提供方法である。そのため、モニタリングの方法、テレナーシングに必要なコンピテンシー、提供方法の標準化を進める必要がある。本研究では、テレナーシングガイドライン作成に併せて看護プロトコルの作成を進め、これらは実装可能であるため、社会的意義がある。 また、看護職の学修用にテレナーシングeラーニング(50コンテンツ)を作成し、講義と事例演習動画を搭載した。受講完了者の72.7%はテレナーシングへの自信を向上していることから、テレナーシングへのコンピテンシーの向上とともに、自信をもってテレナーシングを提供するための教材を完成することができ、学術的意義がある。
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