研究課題/領域番号 |
19H01112
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田中 文英 筑波大学, システム情報系, 教授 (50512787)
|
研究分担者 |
上出 寛子 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (90585960)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
2022年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2021年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2020年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
|
キーワード | 物理エージェント |
研究開始時の研究の概要 |
少子高齢社会における深刻な問題のひとつに、高齢者を始めとする人々の社会的な孤立がある。本研究では、人々をつなぎ、人々に安心感を与える物理エージェント技術を開発して、この社会的問題に対するソリューションを提示することを目指す。物理エージェントのソフトウェア・ハードウェアに関する要素技術側面から、技術の導入側面に至るまで、幅広い側面における研究を行う。フィールド実験や調査によって技術検証や知見収集を行い、物理エージェントの設計指針を明らかにする。
|
研究成果の概要 |
少子高齢社会において高齢者を始めとする人々の社会的孤立を抑制する一手段として社会的仲介エージェントを提案し、その設計指針を探る一連の調査研究と開発研究を行った。要素技術開発においてはエージェントの発話や態度など振るまい側面から温度や柔らかさに着目した外装素材側面に至るまで様々な研究成果を得た。高齢者コミュニティからのフィードバックもふまえてエージェントの設計指針をまとめあげ、複数の主要国際雑誌などにて論文発表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人々の社会的孤立は現代あるいは今後の社会において大きな問題の一つである。本研究で提案した社会的仲介エージェントは人と人をつなげ、そのコミュニケーションや関係性の向上に寄与するものである。本研究では、社会的仲介エージェントのソフトウェア側面からハードウェア側面に至るまで様々な要素技術を成果として得て、さらには調査研究や開発研究を通じて同エージェントの具体的な設計指針を世界に公表しており、社会的にも学術的にも意義があるものと考えられる。
|