研究課題/領域番号 |
19H01120
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 福知山公立大学 (2020-2021) 京都大学 (2019) |
研究代表者 |
西田 豊明 福知山公立大学, 情報学部, 教授 (70135531)
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研究分担者 |
Mirzaei Maryam 国立研究開発法人理化学研究所, 革新知能統合研究センター, 研究員 (10810509)
中野 有紀子 成蹊大学, 理工学部, 教授 (40422505)
黄 宏軒 福知山公立大学, 情報学部, 教授 (00572950)
岡田 将吾 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (00512261)
Peterson Mark 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (90361732)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2021年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2020年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2019年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
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キーワード | 会話情報学 / コモングラウンド / コミュニケーション / 機械学習 / 異文化学習 / 会話エンビジョニング / 異文化コミュニケーション / 学習支援 / 会話基盤 |
研究開始時の研究の概要 |
文化的背景,背景知識,会話の文脈,参加者の知識・目的・興味・知覚・情動等について,会話参加者が会話の各時点で共有する命題の総体を会話基盤と呼ぶ.本研究では,異なる粒度にわたって進行する会話プロセスに関わる諸情報を獲得し計算基盤の上で分析し,注釈付きインタラクティブドラマとして表現する会話プロセス可視化手法の開発とシステム化を行い,異文化コミュニケーション学習支援領域においてその有効性を検証する.会話基盤管理システムの研究開発,多粒度の会話基盤化プロセスの連携モデルの構築,機械学習によるインタラクティブドラマ制作支援技術の研究開発,異文化コミュニケーション学習支援領域における検証を行う.
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研究成果の概要 |
会話参加者が会話の各時点で共有する命題の総体として規定される会話基盤が会話の流れとともに更新される会話基盤更新プロセスに焦点をあて,会話基盤更新プロセスの可視化,マルチモーダル会話行動の生成,異文化コミュニケーション学習への応用と効果の分析に取り組んだ.主な成果は,会話基盤更新プロセス可視化ツールの研究開発,グループ討論コーパスの構築と分析,機械学習によるキャラクタのマルチモーダル会話行動の生成,キャラクタの状況依存行動や知識に基づく会話行動生成,会話基盤更新プロセス可視化支援の異文化学習への応用と有効性の調査及びコンピュータ支援言語学習でのデジタルゲームの効果にかかわる調査から構成される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,会話基盤とその更新プロセスの働きに注目して,会話基盤更新プロセス可視化支援ツールの研究開発,基礎技術の研究開発,異文化コミュニケーション学習支援への応用と検証に取り組んだ.会話基盤更新プロセス可視化支援ツールは異文化コミュニケーション学習支援のために有効であることがわかった.本研究の成果を取り入れて,効果的な異文化コミュニケーション学習と,そのためのコンテンツ制作が容易になることが期待される.コーパスからのマルチモーダル会話行動の生成,状況や知識に基づく会話行動の生成は,今後の会話システムの基礎理論・技術として利用されることが期待される.
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