研究課題/領域番号 |
19H01136
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
廣瀬 通孝 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (40156716)
|
研究分担者 |
鳴海 拓志 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (70614353)
青山 一真 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助教 (60783686)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円)
2019年度: 17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
|
キーワード | 融合身体 / バーチャルリアリティ / 運動学習 / 行為主体感 / 身体図式 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,バーチャルリアリティ(VR)空間で教師と学習者が一つの身体(融合身体)を使用する新しい身体スキル伝達システムを実現することである.主観視点映像や多感覚情報提示を利用した身体スキル伝達手法が提案されているが,受動的な体験になりやすく,自らの身体のどの部位をどの程度動かすべきかという身体に関する潜在的知識の獲得が難しい.この問題に対し,VR空間で自ら身体を繰る感覚(行為主体感)を保った融合身体で動作を行えば,身体を通じて運動意図と運動結果が学習者に伝わり,教師の身体スキルを学習者に伝達できると考え,融合身体を用いた効率的な身体スキル伝達手法実現とその有用性・適用限界の明確化を狙う.
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は,バーチャルリアリティ(VR)空間で教師と学習者が一つの身体(融合身体)を使用する新しい身体スキル伝達システムを実現することである.主観視点映像や多感覚情報提示を利用した身体スキル伝達手法が提案されているが,受動的な体験になりやすく,自らの身体のどの部位をどの程度動かすべきかという身体に関する潜在的知識(身体図式)の獲得が難しい.この問題に対し,VR空間で自ら身体を繰っている感覚(行為主体感)を保った融合身体で動作を行えば,身体を通じて運動意図と運動結果が学習者に伝えられて身体図式が更新され,教師の身体スキルを学習者に伝達できると考えた. これまでの研究実績として,二人のユーザの動きの荷重平均を取る融合身体システムを構築した.このシステムを用いた基礎実験により,自らの動きに対する荷重が低く,融合身体に他者の動きが多く反映されるような状況においても,行為主体感は高く見積もられることを明らかにした.また,身体の見た目が,体性感覚を通じて知覚される実運動と視覚を通じて知覚される見かけ上の運動とのずれの気付きやすさに影響を与えることを示し,融合身体システムにおけるアバタの表示方式の指針を確立した.加えて,ダンスのような身体動作を学習する系において融合身体システムを使った場合の予備検討をおこない,ユーザフィードバックを収集した. 本研究を発展させた研究が基盤研究(S)に採択されたため,本研究は本年度において終了する.上記成果は基盤研究(S)での研究で今後も活用をしていく.
|
現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|