研究課題/領域番号 |
19H01170
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
原島 秀吉 北海道大学, 薬学研究院, 卓越教授 (00183567)
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研究分担者 |
佐藤 悠介 北海道大学, 薬学研究院, 助教 (10735624)
中村 孝司 北海道大学, 薬学研究院, 助教 (20604458)
山田 勇磨 北海道大学, 薬学研究院, 准教授 (60451431)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
45,890千円 (直接経費: 35,300千円、間接経費: 10,590千円)
2022年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2021年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2020年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2019年度: 19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
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キーワード | DDS / ナノ医療 / 核酸医薬 / 遺伝子治療 / 律速段階 / がん免疫 / ミトコンドリア / ゲノム編集 / ナノ医薬品 / LNP / 核酸ナノ医療 / 細胞内動態制御 / ナノDDS / がん免疫療法 / ミトコンドリア遺伝子治療 / siRNA / 細胞内局在 / 脂質ナノ粒子 / 核酸送達 / ナノDDS |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は次の4本の柱から成る。①siRNAの送達システム開発における新たな律速段階を定量的・速度論的に解明する。②pDNA送達による遺伝子発現における律速段階(TC/TL)の分子機構を解明し、最高水準のpDNA送達システムを創製する。③がん免疫療法のブラックボックスを開き、個別化医療に対応したがん免疫ナノ治療法を確立する。④疾患細胞のMtへの遺伝子送達法を確立し、Mt遺伝子治療の道を拓く。
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研究成果の概要 |
我々はこれまで核酸・遺伝子の送達システムの開発を行い、重要な律速段階を見出すことに成功した。本研究はこれらの律速段階の分子機構を解明し、核酸ナノ医薬・遺伝子治療へ臨床応用可能な最高水準の革新的送達システムの創出に貢献することを目標とした。本研究は、ナノDDS技術を駆使することでBBを解明するとともに新たな戦略を確立し、最高水準のナノDDSを用いて、がん免疫療法の進化へ貢献する。さらに、疾患細胞のミトコンドリア (Mt) への遺伝子送達システムを開発し、Mt遺伝子治療の臨床応用へ展開する。これらの研究成果は、大学発の革新的核酸ナノ医薬品の創出に大きく貢献することが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は1999年薬剤分子設計学研究室を創設以来(19年間)、ウイルスベクターに匹敵する優れた発現効率を有し、かつ、安全性にも優れた人工遺伝子送達システムの開発を進めてきた。本研究により、ナノDDSによる核酸医薬・遺伝子治療におけるブラックボックスを分子レベルで解明することにより、がん免疫療法の薬効を飛躍的に促進することに成功した。さらに、疾患細胞のミトコンドリア (Mt) への遺伝子送達システムを開発することにも成功し、Mt遺伝子治療の臨床応用への基盤技術を確立することに成功した。これらの研究成果は、大学発の革新的核酸ナノ医薬品の創出に大きく貢献することが期待される。
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