研究課題/領域番号 |
19H01185
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
稲原 美苗 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (00645997)
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研究分担者 |
松岡 広路 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (10283847)
村山 留美子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20280761)
津田 英二 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (30314454)
梶谷 真司 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50365920)
高橋 綾 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 講師 (50598787)
池田 喬 明治大学, 文学部, 専任教授 (70588839)
三井 規裕 桃山学院大学, 共通教育機構, 准教授 (70844471)
本間 なほ (ほんまなほ) 大阪大学, COデザインセンター, 教授 (90303990)
中川 雅道 神戸大学, 附属学校部, 附属中等教育学校教諭 (00842923)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 哲学プラクティス / 哲学対話 / 当事者研究 / マイノリティ / 現象学 / 社会教育 / 学際的研究 / 臨床哲学 / 学際研究 / ジェンダー / 当事者性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の申請者たちは、ジェンダー、セクシュアリティ、エスニシティ、貧困、障害、疾 病、加齢、災害などが理由で、社会的属性が少数派に位置する者の立場やその集団(マイノリティ)を主題にした学際的研究や対話実践を続けてきた。マイノリティ当事者にとって「生きづらさ」を自分で「考える・語る・表現する」ことが重大な意義を持つという認識をし、「対話」を共通テーマとする実践の研究構想に至った。本研究は、哲学・倫理学、当事者研究、ジェンダー学、社会教育学、環境リスク学などの領域の知見をも取り入れ、対話実践を支援に繋げることを目的とする。各分野の知見を総合し、その成果を教育・医療・福祉の現場にフィードバックする。
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研究実績の概要 |
2019年度から2022年度までの総括として、2023年度は、研究会と国際シンポジウムを開催し、シンポジウムの発表原稿をもとに研究成果報告書を作成した。
まず、2023年7月27日に明治大学において「G.ビースタのP4C批判とその行方―哲学プラクティスの現在への一視角」をテーマに研究会を開催した。この研究会は、研究分担者の池田喬が企画運営した。近年、P4Cや哲学対話が教育現場で実践されるようになってきた。しかしながら、哲学を学校教育のために利用する(哲学の道具化)という観点から、オランダの教育学者G.ビースタはP4Cを用いた教育実践を批判した。本研究会では、ビースタのP4C批判を受け止め、日本でP4Cの実践研究をしてきた堀越耀介氏(東京大学)、土屋陽介氏(開智国際大学)、後藤美乃理氏(東京大学)の3名に登壇していただいた。ビースタのP4C批判後に、どのようにP4Cを展開していくのかという問いについて考えた。
2023年9月24、25日に東京大学駒場キャンパスにおいて「哲学対話と当事者研究についての総括シンポジウム」を開催した。この国際シンポジウムは、分担者の梶谷真司と研究代表者の稲原が企画運営した。p4cの実践研究を続けているハワイ大学マノア校のベンジャミン・ルーキー氏と渡邉文氏、そして、それぞれの分野で当事者性と対話について実践をしてきた柏木睦月氏、堀越耀介氏、上館誠也氏、神戸和佳子氏、マイケル・ギラン・ペキット氏を登壇者として迎えた。本科研プロジェクトの研究代表者や研究分担者も登壇し、研究成果を発表した。この総括シンポジウムでの発表原稿(研究代表者、研究分担者、登壇者を含む)をもとにし、『哲学対話と当事者性』と題した研究成果報告書を作成した。報告書を印刷し、関係者に送付した。多くの人々が読めるように神戸大学附属図書館の学術成果リポジトリにおいて報告書を公開している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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