研究課題/領域番号 |
19H01194
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
土屋 昌明 専修大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (80249268)
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研究分担者 |
横手 裕 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10240201)
山下 一夫 慶應義塾大学, 理工学部(日吉), 教授 (20383383)
鈴木 健郎 専修大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (40439518)
大形 徹 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 教授 (60152063)
二階堂 善弘 関西大学, 文学部, 教授 (70292258)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 道教 / 洞天 / 山岳信仰 / 民間信仰 / 神仙思想 / 景観 / 思想史 / 歴史地理 / 中国宗教 / 洞窟 / 神仙 / 修験道 / 宇宙論 / 国際学術交流 / 聖地 / 巡礼 / 東アジア / 洞天福地 / 中国思想 |
研究開始時の研究の概要 |
1、現地調査によって、洞天の景観と自然環境を観察し、そこが聖地とされた要因を解明する。 2、洞天とされる聖地に関連する文献および実物資料を調査・研究する。道教文献だけでなく、幅広い伝世文献と碑文ならびに新出土文献を調査し、関連する記述を収集する。 3、洞天思想が中国一国の思想ではなく、東アジアで共有された思惟方法だったことを文献的に明らかにする。 4、以上の研究成果を年に一度、印刷物として発刊する。
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研究成果の概要 |
本研究は、道教で洞天福地とされる聖地とそこへの巡礼について歴史地理的、思想史的に検討し、その東アジア思想文化史への影響を考察した。現地調査として、複数の洞天と日本国内の遺跡に対する基礎的な調査を実施し、関連する文献研究をおこなった。その研究成果の報告書を計3冊、論文22篇、約340頁で印刷発行した。また、2021年12月に「中国の洞窟信仰とその展開」と銘打って、中国と日本における洞窟信仰について7名の研究者による研究討論会をおこなった。その他に、2017年3月にパリでフランス・中国の研究者と開催した会議の成果論文集(フランス語と英語による)をフランスで出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来研究が少ない「中国における聖地と巡礼」というテーマについて発展的研究を推進した。宗教思想史的な研究だけでなく、研究領域の枠組みを超えた総合性を実践した。文献以外に、景観や自然環境、宗教施設(建築・彫刻・絵画)、宗教実践(巡礼、修道、儀礼)なども考慮した研究を産出した。中国の研究を国内に紹介するとともに、本研究の成果を続々と中国国内に発信した。また、フランスの研究者との共同研究を進め、日本の研究を英語・フランス語により海外に発信した。このような国際協働は、中国の聖地の環境保護ととともに、日本の研究および中国研究の国際化と若手育成に大きく貢献している。
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