研究課題/領域番号 |
19H01221
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
平 諭一郎 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 特任准教授 (10582819)
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研究分担者 |
岩崎 秀雄 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00324393)
熊澤 弘 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (20313314)
古川 聖 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (40323761)
薩摩 雅登 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 教授 (80272657)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 芸術 / 保存 / 継承 / 同一性 / アーカイヴ / バイオメディア / 再演 / 指示書 / 真正性 / 美術 / 臨界 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、芸術作品を制作(つくる)―保存・修復(まもる)―展示・公開(みせる)―記録・アーカイヴ(しるす)する循環を通じて、芸術作品における継承すべき核心となる真正性と同一性とは何かを定義し、その保存正否を表す「芸術における同一性の臨界」の存在を明らかにする。さらに、文化財の保存・修復と芸術の保存・修復の双方の利点を取り入れる「リバース・コンサベーション」によって両分野の接続を試みる。
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研究成果の概要 |
本研究により、美術よりも表現形態が拡張された芸術作品をこの先いかに保存していくのか、また将来の再展示(再演)を見据えて何を守り伝えていくのか、何をもって同一な作品として継承されるべきなのかを再考した。特に、複製、模倣、移行、再制作という行為が生じやすい現代の芸術作品にとって必要となる指示書について考察した内容を展覧会として公開し、成果を書籍として出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
芸術とはなにかを追求することも、ひとつの芸術表現のあり方であり、そのような作品の、何をどのように保存していくのかは、芸術作品を芸術たらしめる本質に関わるものである。それは、展覧会や美術館、作品や書籍といった様々なフォーマット自体を問うことにもつながるため、それらのメディアにおいて一般に公開することで社会へ問いを広げようとした。
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