研究課題/領域番号 |
19H01233
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
鳥越 文蔵 早稲田大学, 坪内博士記念演劇博物館, 名誉教授 (60063509)
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研究分担者 |
東 晴美 日本女子大学, 文学部, 研究員 (10277808)
田草川 みずき 千葉大学, 国際未来教育基幹, 准教授 (10367097)
小林 左絵 (上野左絵) 日本女子大学, 文学部, 研究員 (10771933)
川口 節子 目白大学, 社会学部, 専任講師 (20468854)
内山 美樹子 早稲田大学, 文学学術院, 名誉教授 (30063704)
黒石 陽子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40247268)
原田 真澄 早稲田大学, 坪内博士記念演劇博物館, 助教 (40580444)
坂本 清恵 日本女子大学, 文学部, 教授 (50169588)
飯島 満 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 無形文化遺産部, 特任研究員 (90392547)
高井 詩穂 早稲田大学, 文学学術院, 専任講師 (60813780)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 義太夫節正本 / 近松没後浄瑠璃 / 近世語彙索引 / 文字譜索引 / 人形浄瑠璃 / 人形浄瑠璃文楽 / 浄瑠璃本 / 義太夫節浄瑠璃作品 / 浄瑠璃語彙索引 / 文字譜 / 浄瑠璃最盛期作品 / 近世語研究 / 音曲研究 / デジタル・アーカイブ |
研究開始時の研究の概要 |
未翻刻浄瑠璃作品の諸本調査・翻刻・出版を進めつつ、これまでの翻刻成果をデジタル・アーカイブ化した浄瑠璃本文および節付を、文学・言語・音曲等、多角的な視点から研究の俎上に乗せる。その成果を以て、最盛期義太夫節浄瑠璃作品の、古浄瑠璃時代から現代まで続く浄瑠璃史のみならず、日本文学・文化史上への、新たな位置付けを実現すること、またその研究成果を国内および国際学会等で発信することを目指す。
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研究実績の概要 |
最盛期義太夫節浄瑠璃作品の、古浄瑠璃時代から現代まで続く浄瑠璃史のみならず、日本文学・文化史上への、新たな位置付けを実現すること、またその研究成果を国内および国際学会等で発信することを目指した。今期は、これまで刊行した翻刻作品52作品に加えて、玉川大学出版部より、『義太夫節浄瑠璃未翻刻作品集成』第6期として、以下の10作品の刊行をすることができた。それぞれ、梗概とともに、翻刻にあたっての諸本調査を踏まえた詳細な書誌情報、宝暦年間までの浄瑠璃作品年表を付した上での翻刻を行なった。 『傾情山姥都歳玉』(享保18,辰松座)、『敵討襤褸錦』(元文1,竹本座)、『茜染野中の隠井』(元文3,豊竹座)、『入鹿大臣皇都諍』(寛保3,竹本座)、『児源氏道中軍記』(延享1,竹本座)、『遊君衣紋鑑』(延享1,豊竹座)、『増補大仏殿(萬代)礎』(延享2,豊竹座)、『女舞釼紅楓』(延享3,陸竹小和泉座)、『新板累物語』(寛延3,肥前座)、『文武世継梅』(寛延3,竹本座) また、新たに第7期の刊行を目指し、研究分担者、研究協力者が担当する翻刻作品の選定、翻刻に当たっての影印資料の手配や、書誌調査などの準備に入っることができた。 さらに、これまで刊行してきた翻刻作品について、データを利用した語彙索引の研究会を重ねており、『丹州爺打栗』の自立語語彙索引の基礎的なタグ付けを終了し、次年度の索引刊行を目指している。さらなる語彙索引としては 『一谷嫩軍記』『須磨都源平躑躅』の単語切り出し作業を終えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定していた『義太夫節浄瑠璃未翻刻作品集成』第6期を玉川大学出版部より刊行することができ、さらに第7期に向けての書誌調査、影印資料収集の準備についても順調に進んでいる。 語彙索引についても『丹州爺打栗』を来年度中に刊行する準備も整ってきている。文字譜については、さらに研究を進めなければならない。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、各図書館などが休館していることから、影印本の書誌調査などが遅れる見通しである。 これまで、義太夫節正本研究会が収集してきた影印と各所蔵機関が公開している浄瑠璃本をもとに、第7期索引の翻刻作業を進めていくことにする。問題点の確認などについては、リモート研究会を開催して、相互の意見交換を行っていく予定である。 なお、語彙索引については、『丹州爺打栗』の自立語語彙索作成について、リモート研究会を毎週行うことにより、単語認定などの作業を行ない、年度末までの索引刊行を目指している。
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