研究課題/領域番号 |
19H01271
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大神 智春 九州大学, 留学生センター, 教授 (50403928)
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研究分担者 |
鈴木 綾乃 横浜市立大学, グローバル教育センター, 特任准教授 (40812566)
森田 淳子 西南学院大学, その他部局等, 助教 (50814430)
麻生 迪子 四天王寺大学, 人文社会学部, 講師 (90625188)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 多義語 / コロケーション / 中国語母語話者 / 中間言語 / 典型化 / 一般化 / 差異化 / コーパス / 習得 / 多義動詞 / プロトタイプ / 多義語コロケーション / 概念形成理論 / 多義性理解 / 類義性理解 / 中心義 / I-JAS / 使用実態 |
研究開始時の研究の概要 |
日本語教授法及び語彙学習教材開発を支える基礎研究として、学習者がコロケーション(collocation 連語)の知識をどのように習得していくか解明することを目指す。特に、今まで焦点が当てられなかった「多義語の各語義で形成されるコロケーションをどのように習得していくか」の解明を目的とする。 調査では、概念形成理論における「典型化(プロトタイプ形成)」「一般化(多義性理解)」「差異化(類義性理解)」の観点及び学習者によるコロケーションの使用実態の観点から、学習者が多義動詞で形成されるコロケーションについてどのような知識を形成しているかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
日本語教授法及び語彙学習教材開発を支える基礎研究としてコロケーション(collocation 連語)の習得を対象とし、今まで焦点が当てられなかった「多義語の各語義で形成されるコロケーションをどのように習得していくか」について調査・分析を行った。 その結果、上級レベルの学習者は語の意味等について独自に「イメージ」を形成し、イメージ内おさまるコロケーションは習得が進みやすいことが示唆された。また上級レベルでは「当該表現を見聞きしたことがあるかどうか」を大きな手掛かりとしてコロケーション使用を判断していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次の点において学術的意義があると言える。①先行研究では焦点が当てられていなかった「多義語が持つプロトタイプ的語義や派生的語義で形成されるコロケーションをどのように習得していくか」について解明した点。②上級レベルの学習者は日本語のコロケーションの使用可否を判断する際「当該表現を見聞きしたことがあるかどうか」を大きな手掛かりとしていることを明らかにした点。これは先行研究では実証的に検証されていなかった点である。 本研究の結果を活用・援用することで、学習者が効果的に学習を進めていくことができる日本語教授法や語彙学習教材を作成することができると考えられる。この点において社会的意義があると考える。
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