研究課題/領域番号 |
19H01284
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
多良 静也 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (00294819)
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研究分担者 |
鈴木 恵太 岩手大学, 教育学部, 准教授 (50582475)
米崎 里 甲南女子大学, 国際学部, 准教授 (60737352)
立松 大祐 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10756828)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | 英語教育 / 特別支援教育 / 読み書き障害 / ディスレクシア / e-Screener / スクリーニング / 特異的なつまずき / スクリーニングツール / タブレット / 発達性読み書き障害 / タブレット版評価システム / 英語学習指導パッケージ / e-screener / 教材開発 / アプリ |
研究開始時の研究の概要 |
日本語では読み書きに困難さを示さない児童・生徒が英語学習を開始した途端,英語の文字が読めず(書けず)学習成果が高まらない事例が複数報告されている。本研究では,学習障害が背景にある読み書きに困難さを示す児童・生徒を評価するための妥当性・信頼性の高い即座的・即時的タブレット版評価・指導パッケージを開発することを目的としている。英語の読み書きに困難さを示す児童・生徒をいち早く適切に判定できれば,彼らの認知特性を踏まえた適切な教育介入が可能となる。特別支援的視点を取り入れた日本の英語教育にとって大きな貢献を示す研究となる。
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研究成果の概要 |
本科研プロジェクトの目的は(1)特異的なつまずきを示す子どもたちの学習開始前スクリーニングを可能とする即時性・即座性のあるタブレット型評価アプリの開発,および(2)特異的なつまずきを示す子どもたちの症状に適した教育プログラムを提供することの大切さを学会発表や専門雑誌等で伝えていくことであった。(1)は,「e-Screener」を開発し学会で発表した。(2)は専門雑誌で1年間の連載をした。新型コロナウイルスの影響により,標準化された評価基準の"e-Screener"への完全な搭載は2022年度いっぱい掛かりそうであるが,2つの目的は概ね達成できたと言って良い。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語の読み書きに困難を抱えている児童・生徒は,その様態,困難の程度の多様さから,気づかれにくい。日本語の読み書きに困難がある児童・生徒が英語でも同様に困難を抱えてしまうケースや英語において初めてつまずきを見せるケースなどが報告されている。複雑な認知特性を評価するための妥当性・信頼性が高く,即座・即時的に判定可能な評価法は見当たらず,教師は時間をかけ状態や特性を見立て(あるいはそれをせず),指導しているのが現状である。このような背景から,英語教育において,個別指導や一斉指導で教師と学習者のニーズに十分応えられるタブレット版評価・指導パッケージの開発が強く求められている。
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