研究課題/領域番号 |
19H01285
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中村 典生 長崎大学, 教育学部, 教授 (70285758)
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研究分担者 |
小林 透 長崎大学, 情報データ科学部, 教授 (90637399)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2021年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 人工知能(AI) / 小学校外国語教育 / 指導と評価の一体化 / パフォーマンステスト / 小学校英語教育 / 指導と評価 / ICT / AI / パフォーマンス・テスト / 離島・へき地 / へき地・小規模校 / ALT / 小学校外国語 / 外国語活動 / 小学校教員の英語力・指導力 / 離島 / 小学校英語 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,小学校英語を取巻く喫緊の課題である①主たる指導者である担任教師の英語力不足,② Assistant Language Teacher(外国語指導助手,ALT)の人数不足,③離島等のへき地・小規模校と中・大規模校との指導環境格差,④ 教科化に伴うパフォーマンス・テスト(スピーキング)実施の困難さ,を解決するために,英語コミュニケーション能力を備えたアバター(分身キャラクター)を人工知能(Artificial Intelligence, AI)を用いて製作し,試験的に小学校の英語教育に導入することで,現場でのAIの活用と,教員との「共存」の可能性を探るものである。
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研究成果の概要 |
本研究は英語コミュニケーション能力を備えたアバターを人工知能(Artificial Intelligence, 以下AI)を用いて製作し,試験的に小学校の英語教育に導入することで,現場でのAIの活用と,教員との「共存」の可能性を探ったものである。その結果現場教師には少なからずAIに対する嫌悪感があること、児童はAI使用に対して期待と好感を持っていること、AIを利用することで児童の会話力に改善が見られる可能性があることなどが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は英語コミュニケーション能力を備えたアバターをAIを用いて開発し,実際に小学校の外国語教育に導入することで,現場でのAIの活用と,教員との「共存」の可能性を探ったものである。その結果として,教員には少なからずAIに対する嫌悪感があること,一方児童はAIを使用することで英語コミュニケーション能力改善に期待感を持っており,実際その効果が見られることなどが明らかとなった。 これより,今後小学校外国語教育の現場にAIを導入する場合,AIが現場教員の頼りになるパートナーとして機能することを明らかにすることで,嫌悪感を払拭し,AIと教員の「共存」が実現できる可能性があると考えられる。
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