研究課題/領域番号 |
19H01291
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
田浦 秀幸 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
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研究分担者 |
田浦 アマンダ 摂南大学, 国際学部, 准教授 (60388642)
ヒーリ サンドラ 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 准教授 (10460669)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2022年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | バイリンガリズム / 言語習得 / 言語喪失 / 言語脳科学 / 帰国生 / fNIRS / 表象言語 / コネクトーム / EEG / 眼球運動 / 言語習得と喪失 / 言語習得喪失モデル / 脳賦活 / 言語保持 / 表象言語バイリンガル |
研究開始時の研究の概要 |
日英バイリンガルの英語習得と喪失メカニズム解明を、言語側面と脳賦活の両面から行う研究である。英語習得データは英語圏在住で現地校に通いながら土曜日本語補習校にも通学する日本人児童・生徒から、英語の保持・喪失データは国内の英語保持教室に通う小中高帰国生から収集する。研究当初2年間で横断データ、それ以降は縦断データを収集し、言語習得・喪失メカニズムの一般化モデルを模索する。英語の口頭・書記データに加えて脳賦活データも収集する。表象言語とアルファベット言語の組み合わせである日英バイリンガル対象に、英語習得と喪失メカニズムを言語面・脳コネクトーム面から探る。
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研究成果の概要 |
早期日英バイリンガルの習得様態に関して、均衡バイリンガルと呼べるほど両言語共に言語面では高いレベルに到達するが、脳賦活の観点から見ると、小学校卒業までを英語圏で過ごすと英語産出に負荷が少なく、日本語圏で過ごすと日本語賦活が少ない事が判明した。一方で更に3年間(中学校卒業まで)過ごすと、傾向は一変し、英語圏育ちは英語賦活に負荷がかかり、日本語圏育ちは日本賦活に負荷がかかる事実が浮かび上がってきた。次に、帰国生の言語喪失様態に関しては、中学1年生での帰国では翌年には既に英語産出時の脳への負担増が観察されたが、高校1年生での帰国の場合、そのような変化が起こるまでに約2年間の猶予があることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記結果は、この分野で全く先行研究のないバイリンガル対象の横断・縦断研究を言語面だけでなく脳賦活面で得られた点で、非常に大きな貢献となった。特に表象言語である日本語とアルファベット言語コンビネーションの日英早期バイリンガル対象の縦断研究である点と、脳賦活データも対象としている点で前例がない。
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