研究課題/領域番号 |
19H01304
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
梅野 正信 学習院大学, 文学部, 教授 (50203584)
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研究分担者 |
久留島 浩 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 特任教授 (30161772)
池野 範男 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (10151309)
福田 喜彦 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (30510888)
真島 聖子 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10552896)
大浜 郁子 琉球大学, 人文社会学部, 准教授 (60459964)
新福 悦郎 石巻専修大学, 人間学部, 教授 (20734122)
蜂須賀 洋一 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (20824238)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 歴史教科書 / 博物館展示 / 戦後補償裁判 / 植民地期 / 日韓共同研究 |
研究開始時の研究の概要 |
日本と韓国の歴史学、歴史教育、歴史教育実践に関わる研究者により、日韓の近現代史、とりわけ、日本による植民地期を中心とした時期の公的記述と歴史解釈について、両国の歴史教科書及び博物館歴史展示記述を比較・分析し、両国で共有可能な記述内容の在り方を、学術的側面から検討・提案する。 朝鮮半島における日本による植民地期関係の記述比較・分析に関わる資料・解説書を作成し、報告・公開する。
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研究成果の概要 |
本研究は、日韓両国の中学・高校用歴史教科書における日本による植民地期関係の記述について、植民地支配を特徴づける項目ごとに整理、比較、分析を加え、記述と根拠資料を検証する。同様に,両国の博物館展示、政府見解・声明等の公的対応、戦後補償裁判等について検討し,両国で広く共有可能な記述及び根拠資料を整理し公表することが目的である。 研究の成果として、日韓の共同調査研究により、2000年以降に発行された日本の中学校社会科歴史的分野、高校日本史A及びBの検定教科書、韓国の一社の歴史教科書記述を対象として、植民地期に関する主要な歴史的事項を比較・検討し、日本と韓国で共有可能な歴史的事実を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、日本と韓国の歴史学、歴史教育、歴史教育実践に関わる研究者により、それぞれの国内で承認された歴史教科書記載の記述を、両国における議論となすべき素材として位置づけ、その「到達点」と「共有可能」な歴史的事実について整理することができた。 具体的には、「植民地朝鮮」を検討範囲とし、「植民地化の過程」「韓国併合」「武断統治及び三・一独立運動」「植民地収奪」「同化・皇民化及び関東大震災」「慰安婦」「戦後補償」について、両国の歴史学・歴史教育関係者の活用に資するための、植民地期関係の両国で共有可能な記述、根拠資料、解説、データベースを作成し、公開することができた。
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