研究課題/領域番号 |
19H01306
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石川 寛 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (30612527)
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研究分担者 |
秋山 晶則 岐阜聖徳学園大学, 教育学部, 教授 (40293691)
斎藤 夏来 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (20456627)
池内 敏 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (90240861)
服部 亜由未 愛知県立大学, 日本文化学部, 准教授 (70708370)
田中 隆文 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (40192174)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 日本史 / 旗本高木家 / 高木家文書 / 史料研究 / 木曽三川 / 流域治水 / 治水 / 河川絵図 / 史料学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、自然災害の歴史分析の一環として、全国屈指の規模で治水関係文書が系統的に残る木曽三川流域を対象に、膨大かつ分散した資料の統合と体系化および共有化による研究基盤の飛躍的向上を図るものである。あわせて、統合される歴史資料を活用し、歴史学と歴史地理学の協働により、これまで資料の散在により阻まれてきた近世から近代初頭(17~19世紀)における災害と地域の関係性解明につなげることを目的とする。
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研究成果の概要 |
水害常襲地域であった近世の木曽三川流域を対象に、旗本高木家文書および美濃郡代笠松代官堤方役所文書を中心とした治水関係文書群について、所在調査、目録採取、デジタル撮影およびアーカイブ化に取り組み、各地に分散する資料の体系化および共有化を図るとともに、資料の分析から流域村々や輪中の環境認識と災害への対応、公権力(幕藩権力)による河川管理体制の展開を検討し、災害と地域の関係性を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、全国屈指の規模で治水・水害関係資料が残る木曽三川流域の歴史情報資源の統合・共有化を図ることで、水害が激甚化するなか重要な課題となっている災害の歴史分析に向けた研究基盤を整備した。また、統合される歴史情報資源を活用しつつ、自然災害と地域社会の関係性、河川をめぐる地域社会のあり方について歴史的に考察することで、自然との共生という今日的課題に応えることを目指した。
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