研究課題/領域番号 |
19H01348
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
岩井 俊平 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 教授 (10392549)
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研究分担者 |
入澤 崇 龍谷大学, 文学部, 教授 (10223356)
國下 多美樹 龍谷大学, 文学部, 教授 (30644083)
山内 和也 帝京大学, 付置研究所, 教授 (70370997)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 中央アジア / 仏教遺跡 / アク・ベシム / ソグド / トハーリスターン / トハーリスタン |
研究開始時の研究の概要 |
中央アジアに伝わった仏教には、①ガンダーラからタリム盆地へ伝わった仏教、②ガンダーラからトハーリスタンへ伝わった仏教、③ソグド北東のチュー川流域に6世紀以降に現れる仏教、という3通りのあり方が確認される。本研究は、③にかかわる仏教遺跡の成立過程とその変遷を、①および②の仏教遺跡との関係から検討する。特にキルギス共和国のアク・ベシム遺跡において発掘調査を行い、③の仏教遺跡に関してその伽藍配置や遺構・遺物の特徴を明らかにする。最終的には、中央アジア各地の仏教寺院の様相を比較し、③の仏教に中国側から伝播した要素が強く関与している可能性を示す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、中央アジアにおける仏教遺跡の地域間交流を具体的に示すことであり、2022年度(および繰り越した2023年度)は以下のような研究を行った。 1.チュー川流域および中央アジア各地の仏教遺跡の考古学的検討:昨年に引き続き、チュー川流域および中央アジア各地の仏教遺跡に関する情報を収集するため、発掘報告書や各種研究論文の精査を行った。アク・ベシム遺跡を広範に調査したベルンシュタム氏のロシア語報告書の翻訳を実施するとともに、第2仏教寺院址に加え、後述する「第0仏教寺院址」に関する過去の調査についても検討し、両者の比較を進めることができた。 2.現地発掘調査:2022年4月~5月にアク・ベシム遺跡の第2仏教寺院址を発掘調査し、既掘の祠堂の東隣りで「積み土遺構」を確認していた。2022年度は、この遺構の広がりを精査する予定であったが、土地所有者の意向で発掘することができず、急遽、アク・ベシム遺跡のもう一つの仏教遺跡である「第0仏教寺院址」付近の発掘調査に切り替えた。その結果、1930~40年代に発掘された遺構の北側地点から仏教彫像の台座と思われる「蓮華座」の破片が出土し、この遺構が唐が建造した「大雲寺」である可能性が高まった。 3.バーミヤーン遺跡の研究の継続:アフガニスタンのバーミヤーン遺跡について、フランス隊が発掘した地上寺院の伽藍配置の検討を進めるとともに、石窟に描かれていた壁画などの仏教美術についても研究を行い、バーミヤーンで実践されていた仏教の特徴を追求した。その結果、アク・ベシムに認められる明確な唐からの影響のようなものはほとんど確認できないことが明らかとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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