研究課題/領域番号 |
19H01383
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
由井 義通 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (80243525)
|
研究分担者 |
大西 宏治 富山大学, 学術研究部人文科学系, 教授 (10324443)
久木元 美琴 専修大学, 文学部, 教授 (20599914)
若林 芳樹 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (70191723)
加茂 浩靖 日本福祉大学, 経済学部, 教授 (90454412)
松岡 由佳 函館工業高等専門学校, 一般系, 講師 (60911922)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
|
キーワード | 児童福祉 / 子ども食堂 / 子どもの居場所づくり / 学習支援 / ファミリーサポート / 特別支援教育 / 子育て支援 / 保育 / こども食堂 / 学習支援事業 / 子育て広場 / 子育てサービス / 子ども広場 / 子どもの貧困 / 子育て支援事業 / 社会地理学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,子ども達の教育や保育に関して地域ごとの多様な様相を解明するために,児童福祉に関わる地域的差異を可視化することを試みる。こうした地理学的視点や方法は,児童福祉の課題解決や地域格差の解消に対して有効性を発揮することが期待できる。 研究課題の核心をなすのは,子ども達への直接的福祉事業や保護者への支援を通した子ども達への間接的福祉事業の取り組みの地域格差,あるいはローカルニーズなどの地域的事情を反映した福祉事業の適切性という学術的な問いである。これらの問いについて,児童福祉サービスの需要と供給の量的・質的な地域格差を可視化し,求められている児童福祉のあり方を明らかにしたいと考えている。
|
研究成果の概要 |
子どもの貧困対策は,政策的対処と,地域的課題としてのローカルな対策の両面から取り組むべきものである。児童福祉の取り組みは,自治体や地域住民等の多様なステークホルダーによる活動の実践として行われ,ボトムアップ型の地域再生に展開する可能性がある。本研究は児童福祉の実態解明や地域格差の可視化を試み,地域子育て支援拠点事業,子ども食堂や子どもの学習支援,子どもの居場所づくり等に関する地域的取り組みを取り上げ,「児童福祉の地理学」の構築を目的とした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、保育施設の需給ギャップについての地域的差異をGISを用いて解明し、国際学術雑誌(GeoJournal誌)に査読論文として発表できたことである。またこれまで地理学研究で取り組まれていなかった地域の学習支援活動、子ども食堂、子育て支援施設、特別支援教育など、児童福祉に関わる多面的な取り組みについて、多様な地域を事例として実態調査を行い、査読論文等として成果を発表することができた。
|