研究課題/領域番号 |
19H01395
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
野口 直人 東海大学, 建築都市学部, 助教 (70803394)
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研究分担者 |
高山 陽子 亜細亜大学, 国際関係学部, 教授 (20447147)
妙木 忍 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (30718143)
山口 未花子 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (60507151)
田村 光平 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 准教授 (60725274)
安田 容子 安田女子大学, 文学部, 講師 (60726470)
山口 睦 山口大学, 人文学部, 准教授 (70547702)
大塚 直樹 亜細亜大学, 国際関係学部, 教授 (80549486)
今石 みぎわ 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 無形文化遺産部, 主任研究員 (80609818)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 模する行為 / 模型 / 真正性 / 伝統的習俗 / 身体 / 技術 / 複製技術 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本、中国、ベトナム、カナダ、ヨーロッパといった各地域における模する技術の伝統的習俗、人体模型や動物の剥製などの人間や生物を模する行為、建築模型の製作や展示、考古学における3次元計測、3Dプリンタの利用といった実践的な模型世界について、建築学・考古学・民俗学・美術史・社会学・文化人類学などから学際的な検討を試み、その背後にある模する行為の意味を問い、人類の模する行為の共通点や特徴、志向性を抽出することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、日本、中国、ベトナム、カナダ、ヨーロッパといった各地域における模する技術の伝統的習俗、人体模型や動物のはく製などの人間や生物を模する行為、建築模型の製作や展示、考古学における3次元計測、3Dプリンタの利用といった実践的な模型世界について、建築学・考古学・民俗学・美術史・社会学・人文地理学・文化人類学などから学際的な検討を試み、その背後にある模する行為の意味を問い、人類の模する行為の共通点や特徴を抽出することを目指した。これらの多様な社会における模する行為の分析を通して、オリジナルと異なる模型性/模型の真正性が獲得されている様子が見いだされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人類史が始まって以来の行為である「模する行為」を広い視野で検討する学際的な研究基盤の一端が形成できた。特に、模型制作の実践まで視野に入れたことにより、モノづくりや技術の進歩といった多角的な視点から模型を扱う視角を得たことに大きな学術的意義がある。 また、各研究者が扱う模型の写真を中心にまとめた成果報告書『Homo Mimesis 人類はなぜ模するのか』の発刊を始めとして、教育現場における模型制作の実践、建築模型の制作・展示など、研究成果を写真や実物、模型制作の実践などを通して社会に分かりやすく公開できた点に本研究の社会的意義がある。
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