研究課題/領域番号 |
19H01539
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中山 雄司 大阪府立大学, 経済学研究科, 教授 (20326284)
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研究分担者 |
荒木 長照 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (50214789)
辻 峰男 大阪府立大学, 経済学研究科, 教授 (10281742)
上野山 達哉 大阪府立大学, 経済学研究科, 教授 (90323188)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マーケティング・サイエンス / ブランド・エンゲージメント / 顧客関係管理 / 財務会計論 / 組織行動論 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、顧客関係管理(Customer Relationship Management, CRM)に関する研究の経験的一般化を行う。まず、顧客関係管理に関する重要な実証研究を選定し、分析手法・用いられたデータ・研究課題をレビューする。その際には、マーケティング・サイエンスの分野のみならず、財務会計論、組織行動論の分野にも目を向け、CRM研究と密接に関係がある実証研究をカバーし、先行研究から経験的一般化が可能な事項を整理する。次に、興味深い先行研究の分析結果について、独自に国際比較研究を行い、経験的一般化が可能かどうかを検証する。そして、CRMに携わる実務家を支援する研究となることを目指す。
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研究成果の概要 |
本プロジェクトにおける主な研究では、企業と顧客との関係性を測るブランド・エンゲージメントについて、先行研究で提案された尺度を用い、国内外でアンケート調査結果を行なった。国内については、covid-19が発生前に加えて、発生後にも調査を行なった。そして、それら調査に基づく実証研究を行なった。それら結果、同一ブランドに対しても、国内外ではエンゲージメントに違いがあること、強いブランドは、covid-19で利用頻度が下がってもエンゲージメントの程度に変化はないことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
注目するブランドを決めて、国内外でそのブランドに対するエンゲージメントを測定したことには学術的な意義がある。また、covid-19がブランドに対する顧客のエンゲージメントに対して持つ影響を検証する手順を提示したことには、covid-19と消費者心理の関係を知る一助となるため、社会的な意義がある。本プロジェクトの研究成果を活用するためには、企業も自社ブランドのブランド・エンゲージメントを継続的に測定することが重要である。
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