研究課題/領域番号 |
19H01552
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
八重倉 孝 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (90308560)
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研究分担者 |
奥村 雅史 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30247241)
中井 誠司 国士舘大学, 経営学部, 教授 (30631387)
亀岡 恵理子 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (30806295)
藤谷 涼佑 東京経済大学, 経営学部, 准教授 (90880849)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ディスクロージャー / 決算短信 / 戦略的情報開示 / 略的情報開示 / 資本市場 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、企業による戦略的情報開示の実態を調査し、それが資本市場に与える影響 を検証することである。近年、企業と投資家との建設的な対話を促進するため、わが国のディスクロージャー制度を巡り改革が進められている。本研究は決算短信による情報開示のタイミングに着目し、4つの研究課題に取り組む。 第1に、情報開示に関する文献を渉猟するとともに、わが国の制度について整理を行う。第2に、公表データに基づき、日本企業の決算発表の実態について調査する。第3に、決算発表を早期化する企業の動機、およびそれに対する利害関係者の知覚・認識を調査する。第4に、企業の情報開示タイミングに関するアーカイバル研究を実施する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,企業による戦略的情報開示の実態を調査し,それが資本市場に与える影響を広く検証することである.本研究は決算短信による情報開示のタイミングに着目し, 日本企業の決算発表タイミングを対象に,複数の指標(日数や曜日など)から企業のディスクロージャー戦略の有無やパターンを識別特定し,企業が戦略パターンを変更する場合には決算発表タイミングがどのように変化するのかを実態分析した.本研究の主な発見事項は(1)5月の大型連休による休日数の多寡が決算発表タイミングに強い影響を与えている(2)特定の曜日に決算発表を行っていた企業がその特定曜日を逸脱する場合,決算発表を遅らせるケースが大多数である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の発見事項を総合すると,(企業や市場の努力によって)日本企業の決算タイミングが早期化したという主張は妥当を欠くものと判断される.決算発表タイミングの長短を日数だけでなく,複数の戦略パターンから識別特定しようとする本論文の試みは将来,早期化に対する市場反応を検証する際,さらには早期化と簡素化等の各要素との間で生じるトレードオフの問題を検証する際に,重要な基礎を与えるものであると考える.
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