研究課題/領域番号 |
19H01554
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50196135)
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研究分担者 |
横山 聖美 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (00735392)
横山 穰 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (20244676)
片桐 資津子 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (20325757)
高橋 原 東北大学, 文学研究科, 教授 (30451777)
川又 俊則 鈴鹿大学, こども教育学部, 学長 (40425377)
平藤 喜久子 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (50384003)
猪瀬 優理 龍谷大学, 社会学部, 教授 (60455607)
ホメリヒ カローラ 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60770302)
菅原 邦子 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (70301695)
道信 良子 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (70336410)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2021年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | ウェルビーイング / ウェルダイング / 臨床社会学的研究 / 宗教の公共性 / 死の臨床 / 高齢多死社会 / スピリチュアル・ケア / スピリチュアリティ / ケア / グリーフ / 現代仏教 / 精神療法 / 音楽療法 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中高年世代の老病死における介護・看護・看取りと、死生観および喪と追悼のあり方を臨床社会学的に研究する。具体的には、①過疎地域における宗教施設とソーシャル・サポート、②人生の最終段階における緩和ケアとグリーフケア、および終活や遺族会のセルフヘルプグループ、③日本人の死生観や現代日本の終末期医療を東アジア、欧米と比較検討し、ウェルビーイングとウェルダイングの包括的ケアのモデルを提示する。
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研究成果の概要 |
本研究は、中高年世代のウェルビーイングに大きく関わる老病死における介護・看護・看取りのあり方と、死生観および喪と追悼のあり方を臨床社会学的に研究するものである。 具体的には、①過疎地域でソーシャル・サポートを提供するビハーラや在宅ホスピスなどの事例調査と、②緩和ケアにあたる地域医療・福祉の担当者とグリーフケアにあたる臨床的調査を行い、③日本人の死生観や現代日本の終末期医療を東アジアや北米圏とも比較検討し、最終的に④よき生(Well-being)とよき死(well-dying)を包括するウェルビーイング論を櫻井義秀編『ウェルビーイングの社会学』北海道大学出版会として刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、医療者のみならず宗教者や臨床社会学の研究者によって、死の臨床をめぐる議論や緩和ケア医療、傾聴などの実践が興隆しているが、よき死(ウェルダイング)を迎えるためには出生から死去後のグリーフケアまでを含めた包括的なウエルビーイングの視点が必要である。本研究では、医療や宗教の臨床に関わる現場の実践者と研究者、比較社会学的な視点を持つ研究者のグループによって、現場の研究者や実践者、学生が参照できる『ウェルビーイングの社会学』というテキストを編纂することができた。
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