研究実績の概要 |
本研究課題は、社会学におけるこれまでの主要な諸理論家の言語観を、その社会史的背景に照らしながら、とくに国民国家との関係から明らかにするものである。令和4(2022)年度は、前年度までの研究成果にもとづいて、ひきつづきアルフレート・シュッツ、ならびにタルコット・パーソンズの言語観について精査をおこなった。本研究課題に直接関連する成果としては、以下のとおり、英語論文2本(うち国際誌掲載1本)を刊行した。 Tada, Mitsuhiro, 2023, "Alfred Schutz on Race, Language, and Subjectivity: A Viennese Jewish Sociologist's Lifeworld and Phenomenological Sociology within Transition from Multinational Empire to Nation-State," Kumamoto Journal of Humanities, 4: 103-158. Tada. M., 2022, "Culture of Society: The Concept of Culture in the Age of the World Society," Soziale Systeme: Zeitschrift für soziologische Theorie.
|