研究課題/領域番号 |
19H01586
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 東京通信大学 (2020-2023) お茶の水女子大学 (2019) |
研究代表者 |
平岡 公一 東京通信大学, 人間福祉学部, 教授 (10181140)
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研究分担者 |
山井 弥生 (斉藤弥生) 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (40263347)
長澤 紀美子 高知県立大学, 社会福祉学部, 教授 (50320875)
畑本 裕介 同志社大学, 政策学部, 教授 (50523544)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 社会福祉 / 評価レジーム / 福祉サービス第三者評価 / 福祉計画 / 政策評価 |
研究開始時の研究の概要 |
日本の社会福祉において形成されてきた福祉サービス第三者評価制度を中心とする評価レジームは、諸外国には見られない特徴を持つものであるが、その再編が求められる状況にある。本研究では、この再編をめぐる課題に即して、評価レジーム形成の背景とその特質の理論的検討、諸外国の評価レジーム・評価制度の検討、都道府県・市区町村の各種評価制度の調査と分析、地域包括ケアシステムの評価制度の構築に向けての検討を行い、各種評価制度の改善策と評価レジームの再編の方向を示すことを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、日本の社会福祉において形成されてきた評価レジームの直面する問題と再編の課題に即して、自治体の各種評価制度をめぐる状況とそれに対する国の政策動向等の影響、海外の評価制度等の比較検討を行い、評価レジームの再編の方向性と各種評価制度の改善策等を検討することを目指すものであった。研究の結果として、①福祉行政と福祉機関の運営への経営管理主義の浸透等の影響により、社会福祉の評価レジームに一定の変容が生じていること、②介護保険事業計画の評価において、市区は、独自の政策体系のなかに評価指標を位置付けて活用する傾向があること、などが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会福祉分野の評価に関する従来の研究の大部分が、個別の制度や技法に即して行われてきたのに対して、本研究は、評価レジームの概念を用いて、それらの全体を研究対象として位置付け、社会福祉の枠外での政策の動向なども踏まえて研究を行ったものであり、その点で独自の意義を有するものである。評価の実務的な課題を踏まえて取り組まれた研究であり、社会福祉の分野の評価制度の改善や制度運用上の課題の解決、また新たな評価手法の開発に貢献し得るものである。
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