研究課題/領域番号 |
19H01588
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
隅田 好美 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (90377185)
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研究分担者 |
頭山 高子 大阪歯科大学, 歯学部附属病院, 准教授 (10826671)
柴田 由美 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (20759732)
朝井 政治 大分大学, 福祉健康科学部, 教授 (50756856)
木村 有子 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (50758901)
黒田 研二 西九州大学, 健康福祉学部, 教授 (70144491)
小林 正治 新潟大学, 医歯学系, 教授 (80195792)
田中 健一朗 大分大学, 福祉健康科学部, 助教 (80772988)
小田島 あゆ子 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80760131)
三好 圭 医療創生大学, 健康医療科学部, 准教授 (30293509)
浅海 靖恵 大分大学, 福祉健康科学部, 客員研究員 (20530091)
宮崎 伊久子 大分大学, 福祉健康科学部, 准教授 (30347041)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | フレイル / オーラルフレイル / 社会参加 / 口腔がん / 身体機能 / 口腔機能 / 摂食嚥下機能障害 / ソーシャルキャピタル / フィットネスクラブ / 地域づくり / 健康長寿 / 多職種連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、健康・フレイル・要介護の全ステージにおける社会参加の意義と課題を多角的に解明することである。 本研究は3つの研究より成り立っている。研究1は政令都市、中核都市、限界集落での第7期介護保険事業の追跡調査であり、小学校区ごとの比較、2市1村の比較、介入前後の比較を行う。研究2は自主的に健康管理を行っているフィットネスクラブ会員への追跡調査であり、研究1と比較する。研究3は口腔機能障害がある人の社会参加と要介護のリスクの関係を明確にする調査である。また、全研究を通して「社会参加」と「主観的幸福感」の関連を明らかにすることで、「自分らしく生きる」ことにつながる地域づくりへの提言を行う。
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研究成果の概要 |
フレイルにおける「社会参加」の意義と課題を多角的に解明するために、地域住民、フィットネスクラブ会員(FC会員)、口腔がん患者等への追跡調査を実施した。 地域住民とFC会員の前期高齢者ではフレイルに有意差がなかったが、後期高齢者ではFC会員のオッズ比が0.34であった。新型コロナ感染症前後では、地域住民はフレイル評価と社会参加の頻度に有意差はなかったが、健康関連QOL(SF-8)の社会生活機能尺度の低下の割合が有意に増加した。口腔がん患者の前期高齢者で社会参加の頻度が少ない場合には、SF-8の精神的サマリースコアと下位尺度の社会生活機能、日常役割機能(精神)の低下の割合が有意に高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域住民に加えFC会員および口腔がん患者のフレイルの現状を明らかにしたことが学術的意義である。FC会員と地域住民間で要介護度や経済状況に有意差はなく,前期高齢者ではフレイル評価も有意差がなかった。この結果は地域の健康教室等の効果を示している。一方、地域の健康教室の課題も示された。 口腔がん患者はフレイル評価が「健康」でも社会参加の頻度が低かった。口腔がんサバイバーのフレイル予防のためには、口腔機能障害がある人が参加できる地域づくりの必要性が示唆された。また、社会参加の頻度が少ない場合には健康関連QOLの低下が増加したことから、社会参加の増加が健康関連QOLの向上に寄与する可能性が示唆された。
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