研究課題/領域番号 |
19H01590
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
和気 純子 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (80239300)
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研究分担者 |
大和 三重 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (00213900)
VIRAG VIKTOR 長崎国際大学, 人間社会学部, 講師 (10804297)
松尾 加奈 淑徳大学, その他部局等, 准教授 (60727478)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | グローカル / ソーシャルワーク / 多文化共生 / 外国人介護士 / パンデミック / COVID-19 / グローカル・ソーシャルワーク / 国際ソーシャルワーク / 新型コロナウィルス / 地域共生ケア / 専門職教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、多文化共生の視点からグローカル・ソーシャルワークの実践方法を開発することを目的とする。とりわけ日本において懸念される深刻な介護人材不足を背景に、外国人介護士の本格的な導入が予定されている現状をふまえ、日本における多文化共生ケアシステムの構築に求められるグローカル・ソーシャルワークのあり方を理論的、実証的に検討する。そのために(1)グローカル・ソーシャルワークおよび多文化共生ケアシステムに関する理論的研究、(2)多文化共生ケアシステムの実態分析、(3)多文化共生ケアシステム構築にむけた専門職教育プログラムの開発と評価研究、の3つの課題を設定し、3か年にわたって取り組む。
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研究成果の概要 |
本研究は、グローバル化とローカル化の相互作用の理解とそのインターフェースースへの介入を図るグローカル・ソーシャルワークの視点と方法から、多文化地域共生社会の構築をめざす実践と教育のあり方を考究した。フィンランド、韓国などの先進事例を分析するとともに、2020年春からおこった新型コロナパンデミックの影響を国際チームを組織して検討するとともに、コロナ禍における高齢者施設の対応および外国人介護士への対応可能性をアンケート調査から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急激なグローバリゼーションとともに、少子高齢社会の進展が一層進む日本において、グローバルとローカルの相互作用をふまえる多文化共生社会の構築にむけたソーシャルワーク方法論の検討は急務である。さらに、2020年春から拡大した新型コロナパンデミックは、まさにグローカルな視点にもとづく分析と実践を必要とした。こうした状況において、理論的、実証的な手法を用いて、国際的なチームとともに高齢者介護の現場における日本のグローカル・ソーシャルワークの対応と課題を析出した意義は極めて大きい。
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