研究課題/領域番号 |
19H01613
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
五関 正江 日本女子大学, 家政学部, 教授 (00170449)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | アルカリホスファターゼ / 栄養・食生活 |
研究開始時の研究の概要 |
アルカリホスファターゼ(ALP)は,リン酸エステルを無機リン酸とアルコールに加水分解する反応を触媒する亜鉛含有酵素である。骨組織のALPは「骨形成マーカー」として知られ, 石灰化に深く関わる酵素であるが, 小腸や肝臓,腎臓などのALPの生理作用については未だ不明な点が多く残されている。そこで, 本研究では栄養・食事因子や加齢・老化とALP遺伝子発現との関連に着目し,骨組織だけでなく肝臓や腎臓,小腸,筋肉や脂肪組織など他の組織におけるALPのマルチファンクショナルな生理作用を明らかにし,骨粗鬆症やサルコペニア,生活習慣病の予防を視野に入れた栄養・食生活の改善,栄養管理に役立てることを目指している。
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研究成果の概要 |
アルカリホスファターゼ(ALP)は,リン酸エステルを無機リン酸とアルコールに加水分解する反応を触媒する亜鉛含有酵素である。ヒトのALPは,組織非特異型ALP(TNSALP), 小腸型ALP(IAP),胎盤型ALP, 生殖細胞型ALPの少なくとも4型に分類されている。骨のTNSALPは骨形成マーカーとして石灰化に関わる酵素として知られているが,IAPや他の組織のALPの生理作用については未だ不明な点が多い。 本研究では,培養細胞,実験動物, またはヒトを対象として, TNSALPやIAP,および関連因子への栄養・食事因子の影響を検討し,得られた研究成果について論文にまとめて報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨のアルカリホスファターゼ(ALP)は石灰化に関わる酵素であるが, 小腸などのALPの生理作用については未だ不明な点が多い。そこで本研究では,ヒト小腸ALP遺伝子(ALPI)の2種類の発現ベクターを作製し,それぞれの酵素化学的性質を比較し,3Dモデルを構築した。さらにALPI遺伝子発現が他の遺伝子発現へ及ぼす影響についてRNA-seqによる解析を行った。また,実験動物やヒトを対象とした研究を進め,ビタミンやミネラルの摂取量不足と高脂肪食によるALPや関連因子などへの影響についても検討し,骨粗鬆症予防や生活習慣病予防のために学術的意義のある研究成果を得ることができ,論文にまとめて報告した。
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