研究課題/領域番号 |
19H01614
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
大塚 美智子 日本女子大学, 家政学部, 研究員 (30233183)
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研究分担者 |
渡邊 敬子 京都女子大学, 家政学部, 准教授 (80369652)
諸岡 晴美 京都女子大学, 家政学部, 教授 (40200464)
持丸 正明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究センター長 (90358169)
滝澤 愛 椙山女学園大学, 生活科学部, 講師 (20512437)
武本 歩未 日本女子大学, 家政学部, 講師 (70631993)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
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キーワード | 三次元人体計測 / ラグビー選手の体型 / 三次元形状の推定 / 障碍者 / 3DCAD / クラスター分析 / 重回帰分析 / 三次元人体形状 / バーチャルボディ / 三次元計測 / ユニバーサル / スポーツ選手 / 相同モデル / ジェネリックデータ / ユニバーサル仕様 / 体形 / アスリート / 3DCAD / モーフィング / 着装シミュレーション / パラリンピック / ラグビー選手 / 3D計測 / 手計測 / 製図法 |
研究開始時の研究の概要 |
アパレルの生産にかかわる情報処理技術の進展により、急速に短納期の個別生産が進んでいる。こうした動向は様々な体形に適合する衣服生産につながると期待されているが、現状の個別生産は、丈などの寸法調整にとどまり、体の形に合わせる技術の導入には至っていない。また、平均的な体形から離れている人については、設計の基礎となる身体形状のデータが乏しいため適合性を得ることは難しい。本研究ではこのような人々の三次元計測データを収集し、現有の約1500名データと比較し、体形の特徴を明らかにする。さらに、身体の立体形状と型紙との関連を分析し、様々な体形についてより効率よく衣服を設計するためのシステムの構築につなげる。
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研究成果の概要 |
標準的な体型とは異なると考えられるラグビーのトップリーグチーム選手を中心に計57名を対象に手計測と、三次元計測を行った。三次元人体形状データからHBM-Rugleを用いて頸部からヒップの高さまでの体幹上部の相同モデルを作成し、クラスター分析を行いラグビー選手の体型特徴を明らかにした。また、さまざまな体型のバーチャルボディ生成のために、人体の手計測データから三次元人体形状を重回帰分析による推定法を提案し、その精度を検証した。併せて、障害を持つ人や特殊環境の人のための衣服の開発を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不良在庫や 廃棄衣料をなくし、エコで効率の良い生産へ の移行を世界が目指している。しかし個別生産システムも単なる着丈・袖丈など の寸法の調節にとどまっている。精度の高い三次元の人体形状データを用いた衣服設計システムの開発に対する社会的要請は高い。本研究における三次元人体形状の推定法はさまざまな体型の人の三次元人体形状データの獲得につながり、学術的にも新しい理論と言え、ITを活用した衣服の個別設計・生産を大きく進展させるものである。
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