研究課題/領域番号 |
19H01636
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
山住 勝広 関西大学, 文学部, 教授 (50243283)
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研究分担者 |
冨澤 美千子 横浜美術大学, 美術学部, 教授 (90810680)
山田 直之 関西大学, 文学部, 准教授 (90825738)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 教師教育 / 教師の専門性開発 / 活動理論 / 拡張的学習 / 形成的介入 / 変革的エージェンシー / 組織学習 / 学校改革 / 教師のエージェンシー |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、持続可能な学校改革の鍵を握る教師の役割に注目し、学校現場において現実の問題状況を乗り越えようとする教師たち自身の組織学習に介入することによって、変化を創造する主導的な担い手としての教師の新たなあり方を発見し、概念化した上で、今日の時代に求められている、協働して変革を生み出していく教師の専門性の開発について明らかにするものである。そのため、本研究では、教師たちの組織学習の場を対象に、変化の担い手としての力量を高めていくような形成的な介入を実施し、得られたデータの分析を進め、最終的な成果として、教師の専門性開発に関する新たな展望と方策を提起する。
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研究成果の概要 |
本研究は、「文化・歴史的活動理論」において「形成的介入」と呼ばれる方法論的枠組みにもとづき、従来の教育学研究に支配的であるリニアな介入観に対して、それを根本から批判的に問い直したものである。本研究では、教師たち自身が未来の学校づくりに対するイニシアティブを発揮し、自らの学校の「活動システム」の新しい集団的なデザインと変革を生み出していく「拡張的学習」のプロセスを促進していくような新たな組織学習について、具体的なデータの分析を通して提起した。また、そうした「拡張的学習」を通して発達する、変化の担い手としての教師の専門性を、「協働して変革を起こしていく専門性」として明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、学校改革研究を、単なる観察や分析を超え、教師たち自身が実践的な専門知識や力量を協働で学習し発達させ、学校教育の漸進的な変化や改良、実験的試行やイノベーションを自分たち自身で創り出していくような協働の形成的な介入の研究へと新たに転換したところにある。また、本研究の社会的意義は、教育の現場において、実践者自らが研究者と協働して、既存の教育学にはないような創造的なコンセプトを生み出し、学校改革の今後の展望と方策に根本的に示唆を与える典型的事例を創造していくという新たな教育研究のパラダイムを構築した点にある。
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