研究課題/領域番号 |
19H01648
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
|
研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
原 清治 佛教大学, 教育学部, 教授 (20278469)
|
研究分担者 |
山内 乾史 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (20240070)
大多和 直樹 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (60302600)
小針 誠 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (90388067)
小林 至道 青山学院大学, アカデミックライティングセンター, 助教 (60784692)
浅田 瞳 華頂短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (80454859)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ネットいじめ / 高校階層 / 国際比較 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、「日本と英国のネットいじめには違いがみられるのか」という問いをもとに、日英の高校生を対象として同一の質問用紙を用いた日英での大規模調査を実施することを目的とする。その調査結果をもとに、両国のネットいじめの違いを明らかにし、ネットいじめを減じるためにどのような啓発活動が必要なのか、その根拠となる資料を提示し、その他の先進諸国におけるネットいじめ研究の端緒としたい。
|
研究成果の概要 |
アメリカ、イギリス、オーストラリアのネットいじめの現状と、本研究グループが科学研究費(B)15H03491において実施した京滋の高校生66,399人と同様の規模を対象としたネットいじめに関する大規模アンケート調査を2020年11月~2021年3月にかけて実施した。最終的な調査対象者は63,657人、調査対象校は132校であった。 ネットいじめの発生率は5年間で増加しており、内容もSNSでの誹謗中傷からオンラインゲームでのトラブルに移行し、どの高校階層の生徒であっても、中学から高校にかけて学力が「下降」した生徒がネットいじめの被害に遭っていることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ネットいじめに関する先行研究は、必ずしもデータを伴っているわけでなく、一部にはジャーナリスティックに語られている場合も少なくない。また、その調査の多くは小規模データであり、ゆえに「傾向がある」といった指摘がなされるに留まってきた。本調査においては2015年と2020年のネットいじめの発生率・方法・高校階層による特徴について明らかにした。
|