研究課題/領域番号 |
19H01656
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
古谷 嘉一郎 北海学園大学, 経営学部, 准教授 (80461309)
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研究分担者 |
吉田 弘司 比治山大学, 現代文化学部, 教授 (00243527)
森野 美央 長崎大学, 教育学部, 准教授 (00413659)
加藤 孝士 長野県立大学, 健康発達学部, 准教授 (10631723)
濱田 祥子 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (20638358)
中村 菜々子 中央大学, 文学部, 教授 (80350437)
胡 泰志 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (90284132)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 子育てバーンアウト / 完全主義 / Webアプリ / 子育て / Webツール / 子育ての苦労 / 面接調査 / データベース / 国際調査 / パーソナリティ / バーンアウト / 志向の偏り |
研究開始時の研究の概要 |
養育者のもえつき(うつ傾向や子どもに対して愛情を持って接することができなくなるなど)をやわらげることを目的としたWebツールを作成して、実際の効果を測定する。近年、完全主義的な養育者がもえつきやすいことが分かってきた。そこで、完全主義的な人の固い考え方をほぐすためのWebツールを作成して利用してもらい、固い考え方がほぐれるようになったかを確認する。また、もえつきの程度も確認する
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研究成果の概要 |
大別して、1.子育てバーンアウトにかかわる実証研究、2.子育てバーンアウト緩和のためのアプリ開発を実施した。 前者については、子育てバーンアウト尺度日本語版を作成し、Web調査等を通し、子育てバーンアウトと個人要因(子育ての完全主義、パーソナリティ)や環境要因(養育している子どもの数、家庭の混乱状況)の関連を探った。 後者については、調査で得た自由記述、文献調査をもとに、養育者に役立つセルフチェック機能(子育て完全主義、子育てバーンアウト、睡眠状況)を測定し、視覚的に確認できる機能や子育てに役立つ情報を掲載したWebアプリを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子育てバーンアウト尺度の日本語版作成により、日本における子育ての燃えつきについて詳細な測定が可能になった。特に、単なる子育てにおける疲弊感のみならず、養育対象との距離感などを測定できることは有益であると考えられる。また、世界比較調査において、個人主義的な国に住む人のほうがバーンアウトしていることも明らかになった。加えて、子育てバーンアウトと子育ての完全主義の関連性の検討の結果、子育てでミスをしてはいけないという考えがバーンアウトの予測要因として強いことが明らかになった。そのため、今後寛容性と柔軟性を持つ子育て環境の構築が必要であることが示唆された。
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